日光街道歩き旅!9日目③「鉢石宿」

日光街道歩き旅
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こんにちは。ぶ~ちゃんです。

日光街道歩き旅9日目3回目です。

前回は今市宿散策を終え「杉並木公園」まで進みました。
今回は「鉢石宿」までの道中となります。

ここから先、鉢石宿までの約5kmは、ほとんどが杉並木に包まれた道のりになります。
植樹から400年を迎える歴史ある杉並木が延々と続く景色は壮観で、自然をたっぷりと堪能できます。日光街道の魅力が凝縮されたこの区間で、歴史と自然が織りなす風景を存分に楽しむことができますよ。

それでは、9日目の日光街道最後の宿場町「鉢石宿」への道のりです。

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日光街道の旅 9日目-3

宇都宮宿散策

15:00
前回の旅の終点、「宇都宮宿本陣跡」からスタートします。
7日目と同じように、大通りにはたくさんの車が走っていました。

杉並木、杉並公園を抜けると石畳の道に変わります。

七本杉跡

次の杉並木に入ると右手に「七本杉跡」があります。この七本杉は、根本が癒着して一株のように見えていたためその名が付けられましたが、老朽化により伐採され、今では巨大な切株だけが残っています。幹が残っていたころの杉を見てみたくなりますね。

緩やかな登り坂の杉並木が続きます。

砲弾打込杉

しばらく杉並木を歩くと、右手に「砲弾打込杉」という標識が見えてきます。ここは戊辰戦争の激戦地で、官軍と幕府軍が戦った場所。その杉の幹には、砲弾が当たった跡の凹みが今も残っていて、歴史の重みを感じさせてくれます。

竜蔵寺薬師堂

しばらく杉並木を進んでいくと、右手に「薬師堂」があります。ここの本堂前にある梵鐘は村人が重すぎる梵鐘を山王権現に奉納しようとしたところ、鐘が重すぎて龍頭が壊れ、そのまま放置されたままという伝説があるそうです。
境内には道祖神も見られます。

その先少し進んだ、線路のガード付近に石塔が多数ならんでいました。

静かな石畳の並木道がしばらく続きます。

再び国道と合流します。
合流地点には、今市宿から杉並木に入る場所に設置されていたものと同じ、杉並木の歴史案内板がありました。

交通量がまた一気に増えます。

すぐ左手に「生岡山王」と刻まれた常夜灯が立っています。寛政3年(1791)建立です。

常夜燈の先には石碑が見えるが、JR日光線の線路に分断されてここからは渡れません。

断続的に杉並木が続きますが、この辺りから歩道が狭くなります。
交通量も多く、スピードを出す車も多いので少し怖いですね。

生岡神社の社標があります。本殿は踏切の向こうにあるので、この参道を進んでも踏切で遮られています。生岡神社に行くためには、少し先のガードをくぐって迂回する必要があります。

並木太郎(?)

杉並木の中で一番大きく、形の整っている杉のことを「並木太郎」と呼びます。
案内板が立っていたようですが、見つかりませんでした。
「並木太郎」の座が奪われてしまったのでしょうかね。
他の杉も太くて大きいものばかりなので、初見の私には他の杉との違いは分かりません。

他にも幹の根元が一体になっている杉など、特徴ある巨木がたちならんでいました。

杉並木が途切れた場所には「明治天皇七里小休止所跡」碑があります。

16:00
すっかり陽も傾いて、杉並木に入ると陽の光が遮られ、薄暗くなります。
陽が落ちるのは早いですね。

並木を出て、その先の宝殿交差点を直進します。

筋違橋を渡ると道が二手に分かれます。左の道を入っていき再び杉並木に入ります。
すぐ左手の道端に特徴のある大石が現れます。
明治の頃、杉並木を愛した1人の外国人がいて、この石を石屋に頼んで座りやすくしてもらい、毎日ここで並木を観賞していたと言われている石なので「異人石」と呼ばれています。

道はすぐに国道に合流します。JR日光線の高架を潜り、右の杉並木道に入っていきます。

坂を登ったその先には、石塔群があります。

16:30
さらに進むと再び杉並木に入ります。
交通量もさらに増え、お店や人影も見えるようになってきました。宿場町も近いです。

相生交差点の左手に「日光杉並木碑」があります。

右手には「JR日光駅」があります。

町に到着した安心感からか、妻は疲れがどっと出たようでした。辺りもすっかり暗くなってきたこともあり、今日の旅はここで終了することにしました。
日光街道のゴールまであと少しです。明日は鉢石宿をじっくり散策して、旅の最終章をしっかり味わいながら最後まで楽しんで歩きたいですね。

食べ歩き「揚げゆばまんじゅう本舗 さかえや」

この日はお昼に、今市のカフェでスイーツを食べただけ。
お腹を空かせて東武日光駅前を歩いていると、「揚げゆばまんじゅう本舗 さかえや」を発見!
辺りは暗くなっているにも関わらず、お店の前には行列ができていました。テレビやメディアに掲載されているお店です。

迷わず列にならんで、揚げゆばまんじゅうを購入。
外はサクッとした香ばしさで、中はしっとり滑らかな餡の甘さが広がる絶品です。ふりかけられた塩とあんこの甘さのバランスが絶妙で、ゆばの風味と相まって、親しみやすい味わいです。
熱々のまんじゅうを頬張ると幸せな気分に。疲れた体に塩気や甘みがじんわり染みて癒してくれましたよ。

歩き旅って不思議と食べ物を一層おいしく感じさせてくれるんですよね。たくさん歩いてお腹が空いたところに出会う食べ物は、ご褒美みたいなもの。心まで満たされる感覚になります。

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日光街道9日目 まとめ

日光街道9日目は、「大沢宿」から「初石宿」手前までの約14kmを6時間半かけて歩きました。
この日の行程はほぼ杉並木が続き、慣れてしまうと単調に感じることもありましたが、日光街道ならではの歴史を肌で感じることができました。車では流れていくだけの風景も、歩くことで一つひとつが印象深くなり、歩き旅ならではの特別な時間を満喫できました。

みどころ

ブーちゃん
ブーちゃん
  • 杉並木
  • 七本桜一里塚
  • 今市宿
  • 杉並公園(移築古民家、水車など)

エリアの特徴

ブーちゃん
ブーちゃん
  • 緩やかな登り坂が続く。
  • 保護地域となっている杉並木は車が通らないが、それ以外の地域は歩道が十分に整備されていない場所もあるので、交通量の多い道路では注意が必要。
  • 今市宿にはJR、東武線の駅がある。
  • 今市宿界隈は食事処が豊富にある。

今日のウォーキング

日光街道を歩き旅の9日目の記録です。8日目同様きつい上り坂はありませんが、高低差は約+250mあり、緩やかな登り坂になっています。ルートを大きく外れる寄り道はありませんでしたが、スタート地点に辿り着くまでに歩きます。

歩数:42,081歩

距離:28.92km(日光街道のみ:14km)

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