こんにちは。ぶ~ちゃんです。
日光街道歩き旅5日目4回目です。
5日目の3回目は「間々田宿」を散策して終わりました。
今回は道中を経て「小山宿」に入ります。
小山市の歴史にはいくつかの重要な出来事があります。1600年の関ヶ原の戦い前に徳川家康が小山で軍議を開いた「小山評定」。1622年に徳川将軍家が日光社参の際に利用するために設立された「小山御殿」。南北朝時代の東国最大の内乱である「小山義政の乱」。そして西暦500年頃に築かれた県内最大級の前方後円墳である「摩利支天塚古墳」と「琵琶塚古墳」などです。
小山市の深い歴史のある地域だったんですね。
それでは、5日目4回目の日光街道の旅をご紹介していきたいと思います。
日光街道の旅 5日目-4
小山宿への道中
15:00
街道をしばらく歩き、千駄塚信号交差点を越えて200mほど進むと、左側に「古墳のまち千駄塚」の標識が見えてきます。標識の先に続く横道の奥に、こんもりとした森が広がり、その中に千駄塚古墳があります。頂上には浅間神社が祀られています。
千駄塚古墳
6世紀末から7世紀初めに作られた大型円墳なんだブ!直径は約70メートル、高さは約10メートルもあるんだブよ。二段に築かれていて、周りには二重の周溝が巡らされているんだブ。墳頂には浅間神社があって、地元では「浅間山古墳」とも呼ばれているんだブ!
再び長屋門が登場しました。どっしりとした佇まいで、存在感がありますね。
その先の粟宮交差点を渡ってすぐ「若盛」の看板が目立つ酒蔵「西堀酒造」です。
1872年創業の酒蔵で、「門外不出」や「若盛」などのブランドで知られる老舗です。天然伏流水を使用し、革新的な技術も取り入れています。
西堀酒造の隣に現れた「大橋」の文字。これだけでは何だかわかりませんね。
案内板には「大橋訥庵(おおはしとつあん)」の旧居跡ということでした。
大橋訥庵
江戸時代後期の儒学者で、尊王攘夷論者として知られているんだブ!彼は日本橋に「思誠塾」を開いて、多くの弟子を育てたんだブよ。黒船来航後、外国勢力を排除するよう幕府に強く訴え、「坂下門外の変」にも関わったんだブ。
安房神社(あわじんじゃ)
15:30
西堀酒造より600m程進んだところに「安房神社」の鳥居が現れます。
この神社の創建はおよそ2000年前に遡ると伝えられており、非常に古い歴史を持っています。
天慶2年(939年)には、藤原秀郷が平将門討伐の際に戦勝祈願を行ったとされ、その由来から「願掛け神社」として信仰を集めています。境内には小山市の天然記念物に指定されているモミの群落があります。
歴史と由緒のある神社ですが、人影が見当たらないですね。
その先、国道4号を離れて265号に入ります。小山市街まであと3km。もう少しです。
体力も限界近いです。
立派な長屋門がありました。
国道50号線の高架です。群馬県前橋市から茨城県水戸市までを繋ぐバイパスです。
くぐってまっすぐ進みます。
日本橋から12番目の宿場町「小山宿」
50号過ぎ最初の交差点の一角に「天満宮」があります。
小山宿の南口に位置しており、土塁や矢来柵があったようです。
天満宮なので、御祭神はもちろん学問の神様「菅原道真公」です。
その先右手に「小野塚イツ子記念館」が現れます。奥にそびえる煙突が印象的です。
生前、地域の発展や青少年の健全育成に強い関心を持ち、財産を小山市に寄贈、地域の社会教育や青少年活動を支援した方ということです。
小山市街に入り人の行き来が増えてきました。
この交差点の一角に「小山一里塚」があったようですが、往時の面影は一切ありませんね。
須賀神社
須賀神社参道入口です。参道を300m程歩くと須賀神社境内になります。
行きたい気持ちはやまやまですが、途中で力尽きてしまいそうなので今回は見送ります。
次回、改めて諏訪神社を訪問したいと思います。
市街地は歩道がしっかりと整備されています。車道との境界もしっかり確保されているため、安心して散策が楽しめそうです。
次の交差点を越えると、すぐに「明治天皇行在所跡碑」が見えてきます。
その奥には、唐破風の屋根を持つ立派な建物が見えます。これは「小山脇本陣跡」の玄関です。
なぜ明治天皇は本陣ではなく、脇本陣をえらんだのでしょうかね。
右手に見えてくる常陽銀行辺りに「問屋場」があったようです。案内板欲しいですね。
御宿場印「小山宿」「新田宿」を手に入れた!
16:30
小山市まちの駅「思季彩館」です。
商家と石蔵を利用した、地元特産品や「おやまブランド」商品を取り扱う観光交流センターです。小山駅から徒歩3分の場所にあり、観光案内やレンタサイクルのサービスも提供しています。
ここで日光街道「小山宿」「新田宿」と日光西街道「飯塚宿」の御宿場印を手に入れることができます。
場所 :小山市まちの駅 思季彩館
営業時間:9:00~17:00
休業日 :水曜日・年末年始等
なんとか小山駅まで辿り着くことができました。連日の歩き旅の影響か、昨日の疲れがやはり残っていたようです。次回は少し戻って、疲れのせいで素通りしてしまった小山宿の見どころを、ゆっくりと巡ってみたいと思います。
小山駅に辿り着いたところで、今回の日光街道5日目の旅を終わります。次回6日目は「小山宿」散策から、宇都宮宿に向けての道中を紹介しますので、どうぞお楽しみに!
日光街道5日目 まとめ
日光街道5日目は「古河駅」をスタートし「野木宿」「間々田宿」を経て「小山宿」まで約8時間、16kmの道のりでした所々風情ある建物もありました。自然豊かな環境の中、地域の歴史や文化に根ざした「野木神社」「間々田八幡宮」は必見です。
みどころ
- 古河宿
- 野木宿・野木神社
- 間々田宿・間々田八幡宮
- 小山宿
エリアの特徴
- 平坦でまっすぐな道が続く。
- 国道沿いで交通量は多め。小山市街地は特に多い。
今日のウォーキング
日光街道を歩き旅の5日目の記録です。今回も平坦な道が続き、無理なく自分のペースでウォーキングを楽しむことができました。街道を進んだ距離自体は短めですが、寄り道が多かったため、歩数や総距離はしっかりと稼げていました。
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