こんにちは。ぶ~ちゃんです。
この度、15年間乗り続けてきた愛車を手放しました。
所有する車が無い生活を送る日がくるとは思ってもみませんでした。
色々と悩んだ挙句の決断の記録です。
同じような状況で悩んでいる方への参考になればと思います。
前回、車検を前に車の所有について判断を迫られる状況になり、自分にとって「車に乗る意味」が明確になりました。結果手放すことになったのですが、その判断の過程について報告したいと思います。
車が無い生活をシミュレーション
車が無くなった場合、どのような生活になってしまうのかということについても考えました。
今まで当たり前のようにできていたことが、突然できなくなってしまうことの不安は大きいです。
そのためにも手放した後の生活のシミュレーションはある程度しておいた方が良いと思います。
車所有のメリット、デメリット共に数え上げれば色々と出てきますが、私の場合、車に求めている最大の価値は「時間、天気を気にせずいつでも移動ができる」という「緊急時」の移動手段であって、それ以外のメリットについては特に無くても気にならないもの、代用できるものばかりでした。
代替手段「シェアカー」
そして、緊急時の対応についても埋め合わせができるサービスがありました。
近年便利に利用できるようになってきて拡大中の「シェアカー」のサービスです。
登録さえしておけば、いつでも全国の車を使うことができます。
予約も24時間どこでもインターネットから手軽にでき、急に車が必要になった際にも空きさえあれば使えるというマイカーにもっとも近いイメージのサービスです。
短時間の利用を想定して料金設定がされており、少しだけ利用したい人にとって、費用面での節約が期待できます。
さらに、カーシェアリングであれば駐車場の契約も必要ないので、駐車場にかかる費用の節約もできます。
その他代替手段
私の住んでいる地域は、都心のようにくまなく公共交通機関の交通網が張り巡らされている地域ではありませんが、少し歩けば電車、バスに乗ることができます。またタクシー等の代替手段もあります。
最近は街道歩き旅や長距離ウォーキングのおかげもあり、歩くことが苦にもなりません。
公共交通機関、シェアカーの他、シェアサイクル等を利用する手段もあります。
電動アシスト機能付きで、空き(返却)ポートさえあれば片道のみ利用での乗り捨てもできます。
範囲を広げたちょっとした買い物をする場合に手軽に利用することができます。
大きな買い物をする場合は配送してもらえば良いですし、現代においては何でもネットで購入できてしまいます。
私のような生活環境であれば、これらの手段を気にせず利用しても、車所有による維持費用を超えてしまうようなこともほとんどないでしょう。
大切に乗ってきた愛車だから…
最終的な結論としては「車を手放す」という選択になりましたが、まさか自分が所有している車を手放す日が来るとは思っていなかったです。
ある程度気持ちを固めていたつもりでも、直前まで「継続して乗るか」「中古車を購入するか」など、なんとなくモヤモヤした気持ちを引きずる感じはありました。
直近では乗車する機会もあまりなかったものの、たくさんの時間を過ごしてきた愛車だったので、名残惜しい気持ちもありました。
アニメ「ONE PIECE」のゴーイングメリー号との別れのシーンを思い出しました。
”今まで大切にしてくれてどうもありがとう。ぼくは本当に幸せだった”(泣)
大切に乗ってきた車からは、必ずそんな声が聞こえてきます。
私は労いの気持ちを込めて、しっかりと手洗い洗車、車内清掃をし、記念撮影をして送り出すための心の整理を行いました。
ちょっと古くなってしまった車ですが、次もいいオーナーさんに拾ってもらえるといいなぁ。
まとめ
整理・検討の結果、マイカーに代わる手段があったことと、掛けたコストに見合うリターンを得られるイメージが無かったことが、決断の大きなポイントとなりました。
車を手放して間もないですが、今のところマイカーが無くて困ったことはありません。
まだシェアカーを利用したこともないですが、契約は済ませているのでいつでも乗れる状況にはなっています。
新しい日々(マイカーの無い生活)
車を手放したことで、新しいことに気付くこともあります。
- 徒歩や自転車での移動が多くなり、健康促進に繋がる。
- 渋滞の影響を受けない電車などを利用することで、時間が読みやすくなり、行動計画が立てやすくなる。
- 公共交通機関での移動中、読書したり、車窓からの景色をじっくりと楽しむことができる。
- マイカーを所持していると避けては通れない、メンテナンス、車検、保険や維持費等考える必要が無くなりすっきりする。
- 車で出かける際に気にしていた、駐車料金等を気にする必要がなくなる。
浮いたお金は歩き旅の資金に回したり、ちょっぴり贅沢な食事なんかも楽しんでみようかなぁと思っています。
ライフスタイルを見つめ直す
私の世代は、まだ所有欲の高い世代でもあり、いままで所有して乗り続けてきた車を手放すことに抵抗を感じてしまうことも少なくないと思います。
私と同じような環境の人は車を手放すべきと言っているわけではなく、ライフワークで使用していたり、自分の人生を豊かにしてくれる(リターンが大きい)と感じていたりするのであれば、我慢してまで車を手放す必要は絶対にないです。
車を所有するか手放すか、自身の状況と優先順位に合った選択を整理・検討し、利便性や生活の快適性など含め総合的に考え、コストに見合うリターンが得られているのかをしっかり考えることが大切です。
同じような環境で迷っている方の参考になれば幸いです。
コメント