こんにちは。ぶ~ちゃんです。
春といえば桜! 日本の伝統的な花見文化は、美しく咲き誇る桜の花によって彩られています。
春の訪れを告げるシーズン到来ですね。
ウォーキングを兼ねて『国立大学通り・さくら通り』の桜を見てきました。
近所に桜の名所があるのは贅沢な気分になります。
国立さくらの歴史
国立駅からまっすぐ南に伸びる「大学通り」と、東西に広がる「さくら通り」。その両側には、なんと約340本もの桜が植えられています!春にはまるで桜のトンネルのようになり、見事な景色が広がります。
この桜並木が誕生したのは昭和8年。明治天皇のご誕生を記念して植樹が決まり、翌年から国立町会によって植えられ始めました。
桜の代表格であるソメイヨシノは、病害虫に弱く、一般的に寿命は60~70年ほどと言われています。でも、国立の桜の多くは80年以上も立派に咲き続けています。そんな貴重な桜を守り、これからも美しい景観を残していこうと、市民や行政が協力し、環境に配慮した方法で大切に保存・維持しているんです。

国立さくら散歩
今年の国立・大学通りと桜通りの桜は3月19日に開花。満開予想は3月25日ですが、あいにく天気は崩れそうです。
せっかく咲いた桜ですが、満開の時期に雨予報が続いてしまいました。それでも、小雨がぱらつく中、傘を片手に大学通りまで足を運んでみました。
桜は晴れた日に見るのが一番…と思いがちですが、実は曇天の桜もなかなか風情があるんです。しっとりとした空気の中で見る桜も、また違った趣がありますよ。
大学通り
「国立・大学通り」と言えば、この歩道橋からの景色が定番です。
今日はあいにくの曇り空ですが、雨に濡れてしっとりと咲く桜並木もなかなか趣があります。
晴れた日なら、桜のピンクが映えて春らしい華やかさを演出しますが、曇天の日は空の色と溶け合い、しっとりと落ち着いた雰囲気に。どちらの桜も、それぞれに違った魅力がありますね。





晴れた日に撮影できたので、写真を更新しました!
こちらが今年、歩道橋から撮影した桜です。写真でも十分に美しさが伝わりますが、実際に目の前で見る桜は、さらに圧巻。その壮大さと言葉にできないほどの美しさに、思わず息をのむほどでした。




さくら通り
国立駅から大学通りをまっすぐ2kmほど歩くと、さくら通りにぶつかります。
さくら通りは東西に約2km続く大通り。大学通りに比べると道幅が少し狭いぶん、満開の時期には両側の桜が頭上を覆うように咲き、まるで桜に包まれているような感覚になります。

こちらは谷保第三公園の桜です。
桜の季節になると、この公園のグラウンドでは「くにたちさくらフェスティバル」が開催され、さまざまなイベントが行われるそうです。桜を眺めながらのんびり散歩しつつ、立ち寄ってみるのもいいですね。

少し晴れ間がのぞいたタイミングで撮影しました。
こちらは、市役所の隣にある谷保第四公園の桜です。穏やかな陽射しに照らされて輝いていました。

こちらは矢川団地付近の桜。長く続く桜並木の西端にあたります。
大学通りの桜とはまた違った趣があり、別の楽しみ方ができるのが魅力ですね。

番外編
ソメイヨシノだけじゃない!
一橋大学正門前に悠然とたたずむ「しだれ桜」。
存在感あります。ソメイヨシノよりも1週間ほど早く花を付けます。

こちらも一橋大学付近にある「オオシマザクラ」
花は少し大きめ。葉と一緒に咲きます。
鑑賞用としての美しさはもちろん、塩漬けにした葉は桜餅にも使われます。
また、オオシマザクラはソメイヨシノをはじめ、多くの園芸品種を生み出した原種でもあります。

ライトアップ情報
3/24~4/9まで『くにたち桜ライトアップ2023』も開催されます。
期間中毎日18:00~21:00までです。
桜の魅力が、また別のかたちで美しく表現されます。お見逃しなく。
さくら
今回、小雨の中を傘をさして散歩しました。
スニーカーで出かけてしまったせいで、家に帰る頃には靴も靴下もびしょ濡れ。でも、不思議なことに、桜を眺めている間はそんな不快感もどこかへ消えていました。桜には、ただ美しいだけじゃなく、心を満たす特別な力があるんだなと改めて実感しました。
桜の季節になると、ふと昔を思い出します。子供の頃は、桜なんてただの景色の一部で、特に意識することもなく通り過ぎていました。
でも、歳を重ねた今は違います。桜を眺めるたびに、いろいろな思いが重なっていく。季節の移ろいを感じたり、心が晴れやかになったり、時には元気をもらったり。そして、花が散る姿には儚さを覚え、しみじみとした気持ちにもなります。
「歳をとったなぁ」と思うこともありますが、こうして桜を楽しむ習慣がある国に生まれたことを、心から幸せに感じます。
皆さんにとって、桜にはどんな思い出がありますか? 今年も桜の下を歩いて、この季節にしか味わえない特別な時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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