こんにちは。ぶ~ちゃんです。
甲州街道歩き旅7日目の4回目です。
今回、次の宿場町「甲府柳町宿」に入ります。
甲府市は山梨県の中央に位置し、山梨県で最も人口が多い地域です。市街地は甲府盆地の中心に広がり、御岳昇仙峡や芦川渓谷などの自然が豊富です。市域全体の高低差が大きいのもこの地域の特徴です。武田信玄の城下町として栄え、市内には数多くの信玄ゆかりのスポットが点在しています。
寄り道した「甲斐善光寺」はとても見ごたえがありましたよ。
甲州街道の旅 7日目-4
甲府柳町宿への道中
甲斐善光寺
陽もすっかり傾いてしまいましたが、甲州街道から少し外れたところにある「甲斐善光寺」に立ち寄りました。
甲州街道の「善光寺入口」交差点を北にむかって10分ほど歩くと、正面に巨大な朱塗りの山門が見えてきます。さすがは国の重要文化財。堂々たる佇まいです。
西日に照らされて神々しいですね。(お寺ですが…)左手の寺号碑には「甲州善光寺」と刻まれています。
山門を抜けると、石畳の参道がまっすぐ伸び、その先に本堂を見ることができます。
夕方で人気もあまりなく、凛とした空気がありました。
樹木も綺麗に剪定されて、管理が行き届いています。
常香炉の先には、国の重要文化財に指定されている「金堂」が堂々と佇んでいます。
この金堂は、山門と同じく朱塗りが施され、その鮮やかな色合いが一層の風格を感じさせます。
「撞木造(しゅもくづくり)」と呼ばれる善光寺特有のもの。高さ27メートル、奥行49メートルという東日本最大級の規模を誇る木造建築で、その壮大さには圧倒されるばかりです。
巨大なだけでなく、こちらも山門同様、朱塗りであることも風格を感じさせてくれます。
甲斐善光寺
甲斐善光寺は、室町時代の終わり、永禄元年(1558年)に武田信玄がつくったんだブ。川中島の戦いの火事をさけるために、信濃善光寺から、本尊の善光寺如来をはじめ、お仏様やお宝、お話し、お坊さんなど、全部を甲府に動かしたんだブ。それが甲斐善光寺のはじまりなんだブ。本堂と山門は、国の重要文化財に指定されていているんだブ。
甲斐善光寺は外観建築だけでなく、金堂の天井に描かれた「鳴き龍」も有名です。
数年前に「戒壇巡り」も体験したことがあます。
本堂真下にある外光の一切入らない真っ暗な部屋を壁伝いに進んで、本尊の真下にある錠を探し触れることで、極楽往生できるというものです。目を開いても瞑っても真っ暗という恐怖を感じたことを覚えています。
かなり歩いた後でしたが、また歩けるパワーをもらえたような気がします。
余裕があれば、是非立ち寄ってみて下さい。
江戸日本橋から32番目の宿場町「甲府柳町宿」
甲州街道に戻ります。
善光寺交差点を過ぎると身延線ガードが現れます。このたあたりに当時「木戸」が置かれていたそうです。ここから「甲府柳町宿」になります。
甲府柳町宿
城下町にあって、本陣が1軒、脇本陣が1軒、旅籠が21軒もある、すごく大きな宿場だったんだブ。
宿場のメインは柳町で、本陣や問屋場などがたくさんあったんだブ。周りには魚町や桶屋町、鍛治町など、いろんな職人さんが集まる通りができて、今でもその通りの名前が残っているんだブ。
ガードをくぐると道は枡形になっています。
宿場の出入口などは、外敵が進入しにくいように枡形にしていました。
城塞の役目も持たされて作られていたんです。
現代でも車のスピードが出せない造りになるので、時代を越えて活き続けているんですね。
2つ目の角を曲がったところに、甲府市指定文化財と山梨県指定文化財に指定されている「石川家住宅」があります。
甲府空襲や戦後復興に伴う開発により、塗籠土蔵造町屋は多くが消滅しましたが、石川家住宅は遺構を残しています。趣きがあります。
甲府市街地に近づき、魚町通りと交差する少し手前に「印傳屋」があります。
「甲州印伝」の総本家で、1582年創業と古い歴史のある老舗です。
「NTT甲府支店西」交差点を左折(南)します。右折すれば「甲府城」になりますが、今日は体力に余裕がないので、明日のお楽しみとして取っておき、本日の目標地点まで進むことにします。
本日の目標地点の「相生歩道橋」に到着です。
本日の旅はここで切り上げて、御宿場印を求めて「甲府駅」へと向かいます。
番外編 甲府駅
「相生歩道橋」から約1km。15分ほどかけて甲府駅に到着です。
すっかり辺りは暗くなってしまいましたが、駅前には多くの人がいました。
実はこの日「信玄公祭り」の初日!
何も知らずにここまで来てしまいました。
しかも明日の信玄公役はなんとモデルの「富永愛」!ぜひともお祭り参加したい!!
ということで、今夜は宿で明日のプランの立て直し作戦会議です!!
駅前にある「武田信玄公之像」です。
山梨県民にとって武田信玄は誇りだということを強く感じますね。
疲労が溜まっていたので、少しゆったりとできるところで晩御飯を食べたいと思い求めて少し歩きましたが、この日は週末の夜、信玄公祭りの初日ということも重なり、どこに行っても人人でした。
ということで、この日は駅周辺で食料を購入して宿で食すことになりました。
御宿場印「甲府柳町宿」を手に入れた!
JR甲府駅南口、バスセンター内にある甲府市観光案内所で「甲府柳町宿」を入手しました。
ここは難なく入手できました…よかった。
場所 :甲府市観光案内所
営業時間:午前9時~午後6時(4月~11月の土日祝日は午後7時まで)
休業日 :年末年始
甲州街道6日目の旅はここまでです。
次回は甲府市街を少し巡った後「韮崎宿」まで進みます。お楽しみに。
甲州街道7日目 まとめ
7日目は勝沼宿から甲府柳町宿まで、約8時間、22kmの道のりでした。
今回は比較的平坦な、甲府盆地歩きでした。
石和の御宿場印入手時のハプニングがなければ、もう少し余裕を持った旅になったかと思いますが、これも旅の楽しみの一つだと思って進みたいと思います。
みどころ
- 甲斐善光寺
武田信玄公によって建てられた「甲斐善光寺」は必見です。
最大の見どころとも言えるのが、本堂と山門です。その堂々とした佇まいが一際目を引きます。
金堂内には、手を打つと共鳴する「鳴き龍」や、暗闇の中を手探りで進み、仏様の御利益を得る「戒壇巡り」などがあります。さらに、甲斐善光寺宝物館では、阿弥陀三尊像や源頼朝像など、多彩な文化財を見学することができます。訪れる際には、これらの特別な体験と貴重な展示をお見逃しなく。
エリアの特徴
- 甲府盆地 低地部で比較的平坦な道が続く。
- 山に囲まれている。
- 食事処、コンビニ共に点在している。
休憩や、食料調達には困らない。 - 路線と少し距離がある区間がある。ただし、バスなどの交通機関は整っているのでエスケープに困ることはなさそう。
市街地に近づくにつれて、車通りも多くなってきますので気を付けて進みましょう。
今日のウォーキング
7日目の記録です。平坦で歩きやすい道が続きましたが、思わぬハプニングで距離が想定よりも増加しました。久しぶりの歩き旅だったこともあって、しっかりとマメができていました。
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