甲州街道歩き旅!7日目②「栗原宿」

甲州街道歩き旅

こんにちは。ぶ~ちゃんです

甲州街道歩き旅7日目の2回目です。

前回「勝沼宿」を歩きました。
今回は、「栗原宿」から石和温泉エリアへ入ります。

勝沼宿で購入した、ぶどうを背負って歩を進めます。修行です。
ぶどう畑のエリアを抜けて、石和温泉郷に続く道中を進んで行きます。

江戸日本橋から36番目の宿場町「栗原宿」

10.45
上栗原の交差点を過ぎると、栗原宿に入ります。
勝沼宿は通り抜けましたが、道沿いにはまだぶどう園が点在しており、風景に変わらぬ趣を感じさせます。

ブーちゃん
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栗原宿

本陣が1軒、脇本陣が2軒、旅籠が20軒もあって、なんと甲州街道25宿の中で4番目に多かったんだブ。栗原氏の統治のもとで栄え、賑やかな場所として知られる宿場町だったんだブ。

少し歩を進めると、道沿いに「千歳屋」と刻まれた石碑を見つけました。かつてここに旅籠屋があった跡です。この辺りは活気あふれる宿場町だったのかもしれませんね。

大戸屋創始者 三森久実氏の生誕の地

石碑の向かいには立派なお屋敷があり、その角には案内板が設置されていました。
なんとここは、グローバルに展開する外食チェーン「大戸屋」の創始者である「三森久実氏の生誕地」とのことです。お店の名前は、氏の実父が経営していた観光ぶどう園「大戸屋」に由来しているそうです。

大翁寺 栗原氏館跡

大戸屋の案内板がある場所の向かいにある路地を入り、少し進むと「大翁寺」が姿を現します。
このお寺の周辺は、栗原宿の名前の由来ともなった栗原氏の館がかつて建っていたと伝えられる場所です。

ブーちゃん
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栗原氏館跡
応永年間(1394年〜1428年)に栗原武続によって築かれたと云われるブ。 栗原氏は武田信成の子、武続が東郡栗原郷を領して栗原氏を称したことに始まるブ。

武田信虎によって甲斐国内が統一される過程で栗原氏も武田氏に従って活躍したんだブ。

その先しばらく歩いた、コンビニの向かい、駐在所の隣の敷地に「明治天皇休憩跡」の石碑がありました。少し分かり難いところにあります。文字が駐在所側に向いていますね…

その先で「称名院」の交差点に差しかかります。この交差点を南側に進むのが旧甲州街道のルートですが、今回は寄り道をして北側へ向かいます。
この道は山梨市駅へと続く道で、車の通行量が比較的多いので、歩く際は十分注意が必要です。安全を確保しながら進みましょう。

田安陣屋跡

北に向かって少し歩くと「田安陣屋跡」があります。
この陣屋跡は山梨市の指定史跡となっていて、守護神の水上稲荷社が祀られています。

ブーちゃん
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田安陣屋跡
陣屋っていうのは、江戸幕府の地方行政の中心地で、支配地の代官や旗本の役所・屋敷のことなんだブ。

田安陣屋は1747年から1870年までの間、徳川吉宗の次男である田安宗武が統治していた場所なんだブ。

「称名院」の交差点に戻り、今度は南へ進みます。道を進むと突き当たりには笛吹川の支流「日川」が流れており、開けた場所からは心地よい景色が広がっています。富士山が見えなかったのは残念です。

日川橋を渡った後、すぐに日川沿いの西側の道を進みます。道は穏やかで、周囲には民家が点在しており、交通量も少ないため、のんびりとした雰囲気が広がります。

しばらく歩くと、本流笛吹川沿いの道に変わり、また交通量のある国道411号と合流し、川沿いを進むと、笛吹川に架かる大橋「笛吹橋」があります。

笛吹橋からの眺めはまさに絶景ですね!歩き疲れた体を癒やしてくれます。
晴れた日には富士山の姿も見えることがあるようですが、どの角度から見ても壮大な自然の美しさを感じることができる場所です。このような景色を楽しみながら進むのも、街道歩きの醍醐味です。

石和温泉エリア

笛吹橋を渡ると、石和温泉エリアに足を踏み入れます。
石和温泉はアルカリ性単純温泉で、リラックスできる泉質です。神経痛や筋肉痛、関節痛、五十肩など、様々な体の不調に効果があると言われています。
ゆっくり浸かりたいところですが、温泉の癒しは次回のお楽しみとして、旅の目的があるため使命を全うするべく前進します!笛吹橋を渡って、石和温泉エリアに入ります。

ブーちゃん
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石和温泉の歴史
温泉地の歴史はまだまだ新しいんだブ。石和温泉は1956年に初めて湧き出たんだブ。井戸を掘ったら源泉がポンと湧いてきたのが始まりなんだブ。

それから急に人気の温泉地になって、全盛期では熱海に次ぐ大きな温泉街にもなったんだブ。

笛吹川沿いの松並木が旧甲州街道になります。

笛吹権三郎之像

松並木の外れ、石和駅方面に向かう分岐に「笛吹権三郎之像」があります。
笛吹川の名前の由来にもなっている伝説があります。

ブーちゃん
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笛吹権三郎之像
山奥で母と楽しく過ごしていたんだブ。笛の名手としても有名で、ある秋の日、雨が長く続いて川が増水してしまって、小屋が流されちゃったんだブ。そしたら、母がどこかに行方知れずになっちゃって、権三郎はがんばって母を探したんだけど見つからなくて、結局疲れ果てて川に落ちてしまったブ。

それから、川から美しい笛の音が聞こえるようになったんだブ。だから、みんなはこの川を「笛吹川」と呼ぶようになったんだブ。権三郎の優しい笛の音、母にも届いているといいブー!

「石和宿」方面に向かう分岐に差し掛かり、勝沼で手に入れたぶどうがまだ腰にぶら下がったまま残っています。そのぶどうの重さと共に、時間とともにじわじわと体力が蝕まれていくのを感じます。

次回は、次なる宿場町「石和宿」へと足を進め、「石和宿御宿場印」入手でハプニング発生です。どうぞお楽しみに!

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