こんにちは。ぶ~ちゃんです。
甲州街道の歩き旅3日目の3回目です。
前回は甲州街道の難所「小仏峠」を越え「小原宿」を経て相模湖駅まで歩きました。
今回は「与瀬宿」から「関野宿」までを歩きます。
「相模湖駅」は、アウトドア施設と遊園地を組み合わせた「さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト」の最寄駅です。この地域は、四方を山々に囲まれ、豊かな河川が流れる「森と水と湖」の自然に恵まれたエリアです。
自然が次第に多くなってきて、昔の風情を感じる地域になってきました。
甲州街道の旅 3日目-3
吉野宿への道中
甲州街道は甲府盆地に抜けるまで、しばらく山間の道を進むことになります。
3日目の目標到達地「藤野駅」までも、アップダウンのある道が続きます。
歩き旅グルメ「coffee&lunch 相模」
小仏峠を抜けて、少しお腹が空いてきたので、休憩も兼ねて駅前の喫茶店「coffee&lunch 相模」に入りました。
ミートソースとナポリタンを頼みました。
昔ながらの味わいでとてもおいしかったです。
15:30
しっかり休んで腰が重くなってしまいましたが、次回の計画にも影響が出てきてしまうので、藤野駅まで歩き切ろうということになりました。歩き旅再開です。
500mほど進んだところに「明治天皇小休所址碑」があります。
ここは、与瀬の本陣跡でもあり、少し上には「旧本陣」と彫られた木柱も立っています。
その隣にある道を右折します。
坂の先には「慈眼寺」の鳥居があります。拝殿は階段を上り中央線を跨いだその先にあります。
道が細くなり不安を感じながらも進んでいくと、中央道の高架橋の下を通る歩道に繋がりました。その後、道は蛇行しながらさらに2度中央道をくぐります。
中央道を走る車が見えます。写真の奥側が東京方面です。少し渋滞している様子が見えますね。これが名物「小仏渋滞」ゾーンです。
坂を登り切ったところに「古道甲州 甲州道中 横道」の標柱があります。
江戸日本橋より十六里目「与瀬の一里塚」
16:00
道標の右手にある坂道を進むと、行き止まりになりますが、ここが本来の旧甲州街道です。その突端には「与瀬の一里塚」があります。木柱はかなり朽ちていますね。訪れる人が少ないのかもしれません。行き止まりなので、先ほどの道標の分岐まで引き返すことにします。
またしばらくアップダウンが続き、足腰に疲労が蓄積していきます。文字では伝えきれない辛さがあります。その途中、「甲州道中 鳴沢」の標柱を見つけました。
その先自動車整備工場隣の道を左折して中央道を渡り終えると下り坂が続きます。
途中「桜野」「矢部」「椚戸」の道標があります。
相模湖インター入口の上から眺める相模湖の景色は素晴らしく、広がる眺望が疲れた体を少し癒してくれます。
江戸日本橋から15番目の宿場町「吉野宿」
吉野宿本陣跡、聖蹟
17:00
新道と合流して少し進むと、「吉野宿本陣跡」と「聖蹟(明治天皇小休止跡)」があります。かつての吉野宿は大火により本陣が焼失し、今では土蔵だけが残っていて、当時の面影を今に伝えています。
吉野宿
本陣1軒、脇本陣1軒、旅籠3軒と小さな宿があったブ。この地域は桂川に由来して「桂の里」とも呼ばれていたんだブ。
旅籠ふじや跡
本陣の道路を挟んだ向かいにある「旅籠ふじや跡」です。こちらも大火の被害にあったようですが、翌年に再建したそうです。風情があります。
吉野橋を渡ってすぐに始まる上り坂が旧甲州街道です。普段なら大したことのないこの程度の坂でも、既に足にかなりのダメージが蓄積されていて、一歩一歩が悲鳴を上げるような状態です。
江戸日本橋から十七里目「関野一里塚」…ではなかった(泣)
藤野集会所の前に石碑がありました。関野一里塚かと思って期待したのですが、どうやら別のものでした。一里塚の保存方法は地域によって大きく異なるようで、旅人にとってもう少し分かりやすくしてほしいところです。
この辺りは歩道が非常に狭く、交通量もそれなりに多いため、歩く際には十分に注意が必要です。安全第一で進みましょう。
緑のラブレター
藤野駅の手前で山の中に見えた巨大な「ラブレター」。これは、「緑のラブレター」と呼ばれ、藤野町の町おこしプロジェクト「ふるさと芸術村構想」の一環として制作された作品のひとつです。
この作品は、自然から人々への愛のメッセージを象徴していて、その意味を込めて「緑のラブレター」と名付けられたそうです。以前、車で中央道を走っているときに気になっていたあの「ラブレター」が、実はこれだったんですね。
17:30
藤野駅に無事到着しました!相模湖付近で少し心が折れそうになりながらも、何とかここまで歩き続けました。藤野駅までの道のりがとても長く感じましたが、予定通りに目標地点まで辿り着けたことに大きな達成感を感じました。
連続するアップダウンで膝を痛めてしまいました。
それに比べて妻は驚くほど元気で、疲れも見せずに歩き続けていました。
この後も無理せず、調子を見ながら歩みを進めていきたいと思います。
甲州街道3日目 まとめ
3日目は、小仏峠を越え、関野宿へと続く道を歩きました。
前日までの八王子宿の賑やかな雰囲気とは全く異なり、自然が豊かで開放的な景色が広がっていました。その一方で、街中の便利さから離れるため、不便さを感じる場面も増えてきます。
甲州街道での初めての峠越えとなった小仏峠は、思いのほか短時間で登り切ることができました。標高こそ高くはありませんが、平地を歩く距離も加わることで、かなりの体力を要しました。
小原へと下る道は地図情報が少なく、若干の不安がありましたが、一本道で迷う心配はほとんどありませんでした。現存する本陣として小原宿本陣は非常に見ごたえがあり、風情を残す街並みも楽しむことができました。
山は雨の日や降った直後等はぬかるみが多くなるので、調整が可能であれば晴れた日が続く後半(しっかりと路面が乾いた)の日程を選ぶのが良いと思います。
ルート周辺の休憩場所や食料を調達できる場所を事前に確認しておきましょう。
自販機等は点在しているので小銭を準備しておいた方が良いです。
みどころ
- 高尾駅舎(天狗像、銃弾跡、日本最古のレール等)
- いのはなトンネル慰霊碑(東京都八王子市)
- 小原宿本陣跡(神奈川県相模原市)
- 小仏峠、相模湖を望む眺望等
エリアの特徴
- 小仏峠を越えてからもアップダウンが続く。
- 自然豊か。
- 食料の調達が少し不便。(食事処、スーパー、コンビニ等は事前にチェックする。食料を準備しておく。)
今日のウォーキング
3日目の記録です。2日目よりは少ないですが、それでも45,000歩。
連日良く歩き、良く登りました。峠越え、妻は結構楽しんでいました。
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