甲州街道歩き旅!2日目①「府中宿」

甲州街道歩き旅

こんにちは。ぶ~ちゃんです。

前回、甲州街道歩き旅初日は「江戸日本橋」から「府中宿」まで35kmの道のりを、膝を痛めながらも55,000歩かけてなんとか歩ききりました。
2日目となる今回は「府中宿」から「八王子宿」を目指して約22kmを歩きます。
歴史と文化に満ちた3つの宿場町「府中宿・日野宿・八王子宿」を巡ります。

甲州街道の旅 2日目-1

2日目も晴天に恵まれました。
今回は1日目の終着地点、府中「大國魂神社」からのスタートです。

府中宿散策

大國魂神社

8:45
大きな神社だとは思ってましたが、ものすごいパワースポットのようです。
そんなありがたい「大國魂神社」でお参りしてパワーをもらってから境内を少し散策しました。

ブーちゃん
ブーちゃん

大國魂神社

約1900年前に、大國魂大神がこの場所にやってきて、それから始まったんだブ。この神社は源頼義や義家親子、そして徳川家康までがめっちゃ信仰したんだよ。すごい歴史がある神社なんだブ。

本殿は北向きで、ちょっと珍しいつくりになっているんだブ。神社に続く参道や馬場大門のけやき並木は、国が指定した大切な天然記念物なんだブ。これ、源頼朝と義家が植えたって言われてるんだブ。

この神社の周りには、宮乃咩神社や住吉神社、大鷲神社みたいな歴史たっぷりの神社がいっぱいあるんだブ。除災招福や商売繁盛、開運なんかのご利益があるみたいだブ。そして、11月の酉の日には、「熊手の酉の市」というイベントがあって、たくさんのお参りの人でにぎわうんだブ。

拝殿から参道を鳥居方面に向います。
朱塗りの「中雀門」は目を引きます。

中雀門を抜けると「枝垂桜」があります。こちらも見ごたえがありますね。
季節になると多くの人がこの枝垂桜を見に参拝に訪れます。夜はライトアップもするそうです。
その先に見えるのが「随神門」です。

さらに鳥居方面に進みますと「宮乃咩神社」があります。
安産の神様で、源頼朝の妻、北条政子の安産を祈願した神社でもあるそうです。

そしておなじみの大鳥居です。御影石製では日本一の大きさと言われています。圧巻ですね。

大國魂神社を出て、昨日の道を少し遡ったビルの傍ら「明治天皇行在所跡」の案内板があります。
ここは「柏屋脇本陣跡」でもあるようです。
当時、このようなおおきなビルが建つことは想像できなかったでしょう。
今では本陣の名残も見当たりません。

大國魂神社前に戻って、「ケヤキ並木馬場寄進の碑」です。
1062年、源頼義と義家父子が戦勝祈願の御礼としてけやきの苗を寄進したことがけやき並木の始まり。徳川家康も戦勝の御礼として補植。現在約120本の木があり、ケヤキ並木としては日本で唯一の天然記念物です。

ケヤキ並木側から見る「大國魂神社」です。
大鳥居の手前の2本のご神木は樹齢900年になるそうです。

問屋場跡 & 高札場 & 番場宿

9:00
出発点付近でだいぶ長居をしてしまいました。
大國魂神社から200mほど進んだ交差点に「問屋場跡」があります。風情がありますね。

問屋場跡の道の向かいには「高札場」があります。
この辺りは昔から人の集まる場所だったんでしょうね。

少し歩いたところに「番場宿」石碑があります。
石碑に記述がありますが、馬場の転訛とか、番所があったからとの説があるようです。

更に200mほど進むと、「高安寺」があります。
ここは義経が弁慶とともに赦免祈願のために大般若経を写経した場所として伝承されており、敷地内にある井戸で墨を擦ったという伝説があります。

少し進んだ交差点に石碑「棒屋の坂」「石橋供養塔」「弁慶橋」が3つ立ち並んでいました。弁慶橋は先ほどの高安寺の弁慶伝説に由来するものですね。

京王線分倍河原駅近くの踏切を横断してしばらく進むと、立派な石塀と門構えが見えます。
冠木門は「府中宿矢島本陣」の表門を移築したものです。

9:45
更に500mほど進むと本宿交番前交差点に差し掛かります。
信号を渡って交番の隣にひっそりと佇んでいるのが「本宿村 常夜燈」です。
毎夕火が灯されて、無事を祈っていたんですね。

歩くこと約250m。
本宿跡」の石碑があります。
「本宿は現在の西府町2丁目・本宿町2丁目・美好町3丁目のそれぞれ一部(旧甲州街道沿い)に集落の中心があった村落です。」と記されています。

武蔵府中熊野神社 & 武蔵府中熊野神社古墳

その隣に「武蔵府中熊野神社」があります。

そして社殿背後には国史跡「武蔵府中熊野神社古墳があります。
類例の少ない上円下方という墳形の古墳であること、埋葬品の高い品質から推測すると、この古墳の被葬者は東国の重要な人物であったと考えられているそうです。
ロマンがありますね。古墳の資料展示館、石室復元展示なども併設されていていますよ。

この辺りは歩道がとても狭く、歩行者や自転車のすれ違いが容易ではありません。道を譲り合って進みましょう。

旧本田家

少し進むと、東京都の指定有形文化財に指定されている「旧本田家」があります。
本田家は代々地主・名主として地域に貢献。国立を代表する名家として近隣からの信頼も厚く、書家・篆刻家としても名声高く、地域の名望家として知られていたそうです。
新選組の近藤勇、土方歳三のゆかりもあったそうです。

現在、復元工事中で見ることができないのは残念でした。
歴史を感じる佇まいでした。

本田家のすぐ先に常夜灯があります。

道の反対側を進むと「関家かなどこ跡」の案内板があります。
「鋳物三家(矢澤、森窪、関氏)の一家と言われ、江戸時代から明治初期まで鋳造を業としていた。」と記されています。

谷保天満宮

10:15
その先の交差点に、関東三大天神の一つ「谷保天満宮」があります。

ブーちゃん
ブーちゃん

谷保天満宮

谷保天満宮って、東日本で一番古~い天満宮なんだブ。湯島天神や亀戸天神と一緒に、関東三天神って呼ばれているんだブ。学問の神様菅原道真を祀っていて、お参りして筆を買うと、すごいご利益があるって言われているんだブ。

それに、「交通安全祈願発祥の地」って知られてるんだブ。合格祈願や交通安全を祈る人たちにとって大切な場所なんだブ!

敷地内には広大な梅林があり、梅の名所として有名です。特に受験シーズンには、合格祈願の受験生たちでにぎわいを見せます。

拝殿、本殿の後方にある鎮座している「厳島神社」です。
周囲の池には湧水が流れ込んでいるため透明度が高いようです。魚たちも気持ちがよさそうですね。

谷保天満宮を後にして進むこと約1km。再び常夜灯がありました。

更に800m程進んだところに、もう一つ常夜灯、そして青柳稲荷神社があります。
国立市内には3つの常夜灯が残っていました。

11:30
その先にある「日野橋交差点」です。
この辺りから立川市内に入ります。
旧甲州街道は斜め右の「奥多摩街道」方面になります。

歩き旅グルメ「スエヒロ館 立川日野橋店」

お腹も空いてきて、ちょうどお昼にもなったので、交差点付近にある「スエヒロ館 立川日野橋店」で昼食をとることにしました。

「創業昭和8年・肉の名門。愛され続ける街の焼肉レストラン」です。
安くておいしい!!しかもサラダバー付きのがっつりハンバーグです。ここからの歩きに影響が出てこないか心配しながらも、やっぱり食べてしまいます。

みどころ満載の「府中宿」と、昨日の疲労と暑さも相まって、なかなか足が前に進みません…
次回は「日野宿」に入ります。

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