甲州街道歩き旅!10日目①「教来石宿」

甲州街道歩き旅

こんにちは。ぶ~ちゃんです。


甲州街道歩き旅10日目です。
9日目は「韮崎宿」から「台ケ原宿」まで歩きました。
今回は「台ケ原宿」から「教来石宿」「蔦木宿」を経て「金沢宿」までを歩きます。

10日目にしてようやく長野県に入ることになります。
長野県最初に訪れる富士見町は、標高700~1400メートルの高原に位置します。美味しい高原野菜が日当たり良く育ち、米や野菜・花きの生産地として知られています。この町は八ヶ岳の麓に広がり、八ヶ岳や南アルプス、富士山を望みながら、夏は避暑地として、冬はウインタースポーツで年間を通して多くの観光客で賑わいます。周辺には多くのペンションや別荘地も点在し、多くの人々が訪れています。
ずいぶん遠くまで歩いてきたつもりですが「富士見町」の地名の通り、富士山はまだ一緒に旅をしてくれています。

甲州街道の旅 10日目-1

甲州街道歩き旅も、とうとう10日目を迎えました。
歩きじゃないと感じられない感覚が、少しでも伝わって頂ければと思います。

凛と澄んだ朝の空気。大自然の中で迎えた山間の朝焼けです。
自分の小ささを思い知らされますね。

10日目も朝早く宿を出る予定にだったので朝食無しで宿を予約したのですが「お弁当を準備できますよ」と、オーナーよりお取り計らい頂きお言葉に甘えることにしました。
私たちの都合に合わせてご配慮いただき、本当に感謝です。

7:30
宿泊した「ヴィラテックハウス花白州」さんが快適すぎて、甲州街道歩き旅も後ろ髪を引かれる思いで出発です。短い滞在でしたが、とても心地よい時間を過ごすことができました。
寒空の中、オーナー夫婦共に我々の姿が見えなくなるまで見送って下さいました。本当にお世話になりました。

しっかり休息をとって、体力も完全回復です。
今日も天気が良いです。甲斐駒ヶ岳が綺麗に見えます。
甲州街道に戻る途中に見えた、朝日に照らされた八ヶ岳です。
東京に戻りたくなくなりますね。

台ケ原宿 つづき

10日目の甲州街道歩き旅に戻ります。この時の気温は1℃。冬場はしっかりと防寒対策して歩きましょう。
スタートからしばらく緩やかな坂道を上ります。

前沢上交差点を右折して国道20号と合流、神宮川を渡ります。

5分程歩くと分岐があります。右側の道が甲州街道です。

分岐の三角地帯に「ケルンコーヒー」があります。
こちらで「教来石宿御宿場印」を取り扱っているのですが10時開店…
あと取り扱いがあるのは「小渕沢駅観光案内所」ですがルート沿いではありません。残念無念(泣)

しばらく道を進むと左手に「石尊大権現常夜灯」が現れます。石尊神社の南参道口です。
道を挟んで反対側には「般若堂」があります。

その少し先、左手の鳥原交差点の手前に「石尊神社の鳥居」があります。参道中央口です。
石尊神社はここから約2km先にあります。武田氏と徳川氏の崇敬が厚かった神社だそうです。

こちらは北口参道の常夜灯です。

こんな小川でも、清らかな天然水が流れているのでしょう。

背後に気配を感じると思ったら富士山が顔を出していました。

日本橋から41番目の宿場町「教来石宿」

8:30
道なりに進んで行くと「下教来石」の交差点に出ます。ここで20号と合流し、ここから「教来石宿」に入ります。

ルートから少し外れますが、この宿場町の名前の由来でもある「教来石」がこの近辺にあるので立ち寄ってみました。

ブーちゃん
ブーちゃん

教来石宿

山梨県の最後の宿場町なんだブ。本陣が1つ、脇本陣が2つ、旅籠が7つあったんだブ。

山口関所もあって、宿駅の業務よりも、甲斐と信濃の国境を守る役目があったんだブ。

20号に合流してすぐ、左手(西)の道へ進みます。
緩やかな登り坂の途中に石祠がありました。開けた景色の先には「甲斐駒ヶ岳」が顔を出しています。

教来石

その少し先、畑の中にとても「教来石」があります。石の上には石仏が並んでいます。
案内板にも記載のある通りヤマトタケルが東征の際に、この石に座って詠んだ歌に由来があるとしています。はるか昔はここからどのような景色が見えていたのでしょうかね。

来た道を引き返し、甲州街道に戻ります。
少し歩くと「明治天皇御小休所址」があります。かつては教来石宿本陣のあった場所です。

100mほど進むと左手に駐在所、右手に郵便局が見えてきます。
郵便局の手前の道を右に進みます。

開けた景色の先には、まだ七里岩が続いています。

その先「明治天皇御田植御通覧之跡碑」が現れます。
明治天皇の巡幸の際に、ここから田植えの風景をご覧になったそうです。
石碑の向かい側には見事な田園が広がります。

しばらく道なりに歩くと、街道脇に「御膳水跡」の案内板が現れます。
こちらも明治天皇巡幸時に「細入沢」の湧水を飲んで、褒められたとの記載がありました。
南アルプス天然水。文句なしにおいしいはずです。

その後、20号に合流すると左手に地蔵菩薩、庚申塔、馬頭観音等が並んでいます。

ここからまたすぐに、20号を外れて右手の道を進みます。静かな街並みです。

山口関所跡 西番所跡

9:15
上り下りの後、右手に「山口関所跡碑」、右手に「西番所跡碑」が現れます。

ブーちゃん
ブーちゃん

山口関所跡
武田信玄が設けた甲州24ヶ所の番所の一つなんだ。信州口を見張る国境の関所跡なんだブ。

「山口」って名前の由来はね江戸前期の俳人で、松尾芭蕉と親交のあった山口素堂から来ているんだブ。

田園の中に真っすぐ延びる道を進んで行きます。のどかで気持ちが良いです。

その先、「新国界橋」手前で20号と合流します。

上野原からここまで、とてもとても長かった「山梨県」ともここでお別れです。
この橋を渡って、甲州街道最後の県「長野県」に入ります。

長野県に入ってからからの旅の続きは、また次回報告します。お楽しみに。

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