こんにちは。ぶ~ちゃんです。
「甲州街道歩き旅7日目」の終わりに「信玄公祭り」が開催されていることを知ることになりました。
どうしても武田信玄公役の「冨永愛さん」を一目見てみたいという妻の強い要望により、旅のプランを立て直しました。メインとなる「信玄公祭り2日目」は、歩き旅を早めに引き上げることにしたことで、スケジュールに余裕ができたので、甲府駅周辺を散策してみることにしました。
散策でみつけた甲府駅周辺の見どころをいくつか紹介したいと思います。
甲府駅周辺散策
歩き旅は観光旅行とは少し異なるので、宿は「しっかり休息が取れること」が何よりも重要だとつくづく思いました。
昨夜は早めに床につき、おかげで今朝はすっきりと目覚めることができました。
久々の歩き旅で足には少しマメができてしまいましたが、歩行に支障はないようです。
歩き旅のよりみち①「武田神社」
早朝に目覚めたこともあり、朝食前に「武田神社」に立ち寄ることにしました。
この日は「信玄公祭り」当日なので、何か特別な出来事に出くわすかもという期待も。
アクセス
武田神社は、甲府駅から約2km、徒歩30分のところにあります。
以前、甲府駅から歩いて向かったことがありますが、緩やかな上り坂がひたすら続くので、かなりしんどいです。
道は綺麗に整備されていて、道沿いには武田氏関連の史跡も色々と残っているので、体力に余裕のある方は、徒歩で歴史散策してみるのも楽しそうですね。
徒歩で向かうのは、この日の「歩き旅」の前に疲労しまうと思い、バスを利用することを考えました。しかし、バス時刻表を確認するとなぜか土日、祝日の早朝時間帯のバスが運休となっていました。
バスを利用する方は時刻表を良く確認しておいた方が良いです。
結局、私たちはバスを利用せずに、甲府駅前にある「カーシェア」を利用して向かいました。
甲府駅から北にまっすぐ伸びる「武田通り」を進んだ突き当りに「武田神社」があります。
甲府駅から車で約5分。武田神社に到着します。
この時間(6:30)、神社のお濠周りにある駐車場には車が数台止まっている程度でした。
ここ以外にも敷地内外に参拝客専用の駐車場があるので、昼間利用される方は事前に確認していくことをお勧めします。
甲府市武田氏館跡歴史館(信玄ミュージアム)
武田神社の前から甲府駅方面に向かって撮った一枚です。まっすぐな道がずーっと伸びています。
写真ではちょっと分かりにくいですが、神社側から駅に向かって、ゆるやかな下り坂になっています。

神社の道を挟んだ向かいには、「甲府市武田氏館跡歴史館(信玄ミュージアム)」があります。
ここでは、武田信玄の生涯や戦国時代の文化が分かりやすく展示されていて、じっくり楽しめる資料館です。


甲府市武田氏館跡歴史館(信玄ミュージアム)
2019年にできたんだブ。なんと、甲府が開府してから500年のお祝いで、武田氏三代が過ごした武田氏館跡のことをいろいろ教えてくれるブ。展示室では、楽しく武田氏の歴史を知れるようになってるブ。それと、出土したものとかを見て、もっと深く歴史を勉強できる特別展示室(有料)もあるんだブ。
以前に立ち寄った際の写真です。
「躑躅ヶ崎館」ということで、この時はつつじが咲き誇っていました。

武田神社
早朝ではありましたが、散歩やランニングしている方など多く見られました。
地域の方にも慕われている神社ですね。
武田神社のある場所は「武田氏館跡(躑躅ヶ崎館跡)」として国指定史跡となっています。また、日本100名城にも選定されています。
武田神社には、武田信玄が御祭神として祀られています。

朝の空気が少しひんやりしていて、あたりは凛とした雰囲気に包まれていました。
この清々しい空気をいっぱい吸い込めば、一日元気に過ごせそうですね。
一の鳥居
石段を登ると、一の鳥居があります。

こちらは武田神社の鳥居前から甲府駅方面を見た景色です。
甲府の街並みと、遠くに広がる山々が見渡せて、すごく気持ちが良かったです。

手水舎
鳥居を過ぎて参道を少し進んだ左手に手水舎があります。
「武田菱紋」型です。シャープなデザインがかっこいいです。


拝殿
唐破風のデザインに茅葺屋根が特徴的で、風格のある重厚な造りになっています。
右奥には「宝物殿」が見えます。


神楽殿
境内に神楽殿「甲陽武能殿」があります。
能舞台は2006年に建造となっており、比較的新しい建物です。
能楽公演はもちろん、ライブやコンサートも開催されるようです。
この日は甲陽武能殿の前の芝生内に、座席が設けられていました。何かイベントが開催されるようですね。

お参りを済ませて、歩き旅の出発前にパワーをもらいました!
これから宿に戻って朝食を摂ります。
歩き旅のよりみち②「甲州夢小路」「甲府城」
昨日の旅の終点「相生歩道橋」に向かう前に、少しだけ遠回りして「甲州夢小路」「甲府城」に寄り道です。
8:00
甲府駅の北口を通り抜けて、「甲州夢小路」に向かいました。
北口の広場にはタープテントがいくつも設置されていて、どうやら信玄公祭りの準備が進んでいるようです。

甲州夢小路
お店はまだ開店前で、営業していませんでした。
夢小路にある高い塔は、明治初期まで時刻を知らせていた「時の鐘」を再現した建物だそうです。

石畳と水路があり、とてもおしゃれなショッピングエリアです。雰囲気があって、散策が楽しい場所です。エリア自体は広くないので、1時間もあれば、ゆっくりとお店を一通り見て回れると思います。





甲州夢小路
2013年にオープンした商業施設なんだブ。江戸時代から昭和時代初期の古民家や蔵、倉庫が移築されてできたんだブ。その中には山梨の伝統工芸品や美味しい県産の食べ物を楽しめるお店がいっぱいあるんだブ。ショップではワインやアクセサリー、和紙なんかも買えるブ。
水路や石畳があって、レトロな雰囲気の路地を歩くのも楽しいんだブ。
甲府城
「甲州夢小路」を通り過ぎて踏切を渡ると、甲府城の東側に出ます。ここには、野面積みの石垣があり、その高さは約17mにもなります。立ち上がる壁は本当に圧巻です。



甲府城
最初は平安時代後期に、甲斐源氏の一条氏の居館としてできたんだってブ。武田氏がなくなった16世紀末に築かれて、豊臣秀吉の甥、豊臣秀勝や浅野長政が城主になったんだブ!
豊臣政権のときは、徳川家康に対抗するための大事な場所で、江戸時代には将軍家に一番近い城だったんだブ。江戸時代中期には、5代将軍・徳川綱吉の側近、柳沢吉保が城主をつとめていたんだブ!
舞鶴城公園
御城沿いを歩いていくと、「舞鶴城公園」の正面入口に出ます。「舞鶴城」という名前は、甲府城の別名の一つで、鶴が羽を広げたような形をしていることから付けられたそうです。

橋を渡り終え城内に入ると、舞鶴城を象徴する、鶴の像と灯篭が並んで建っています。

「舞鶴城内有料観覧席」の看板が立っており、そのエリアは柵で仕切られていました。今夜、ここで「富永愛さん」が信玄役として指揮を執る「甲州軍団出陣式」が行われるのでしょう。

城外から見ると、石垣のある石塔が町のどこからでも見えるくらい巨大で目立ちますね。これは「謝恩碑」で、明治時代に山梨が水害を受けた際、御料林を下賜されたことへの感謝の気持ちを込めて建てられた記念碑だそうです。天守台からは街の景色が一望でき、絶景です。

舞鶴城公園南広場です。こちらでも、お祭りに向けて準備が着々と進められていました。午後にはきっとたくさんの人が集まって賑わうことでしょうね。とても楽しみです。

寄り道はここまでとして、「甲州街道歩き旅」の後、再び甲府に戻ってきて「第50回 信玄公祭り」に参加します。この歴史ある祭りの魅力や盛り上がりを、別の記事で皆さんにお届けしますので、どうぞお楽しみに!
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