こんにちは。ぶ~ちゃんです。
東京都調布市に広がる緑のオアシス「神代植物公園」。今回は、春の訪れとともに開催されていた「さくらまつり」のタイミングで訪れました。園内には約60品種・750本の桜が咲き誇り、華やかな春の景色が広がるなか、のんびりと園内を散策。さらに、大温室ではユニークな植物たちと出会い、東京にいながら“世界の植物旅行”を楽しむことができました。
この記事では、春の神代植物公園の魅力をたっぷりとお届けします。―これから訪れる方の参考になれば幸いです。
神代植物公園
神代植物公園とは? 四季の花々に出会える都内屈指の植物の楽園
東京都調布市にある「神代植物公園」は、都内ではめずらしい本格的な植物園として、1961年にオープンしました。園内には約10万本・4,800種類もの植物が育てられていて、季節ごとに違った表情を見せてくれます。
園内は30ほどのエリアに分かれていて、見どころがいっぱい。なかでも人気なのが、世界バラ会連合から表彰されたバラ園と、春になると約750本の桜が咲き誇るサクラ園。ツツジやハギ、ボタンやシャクヤク、ウメといった季節の花々も見逃せません。
大きな温室では、ランやベゴニアなど南国っぽい植物が楽しめるし、水生植物園では湧き水を使った自然そのままの景観が広がっています。また、入園無料の「植物多様性センター」では、東京都内の希少な植物や自然保護に関する展示があって、ちょっとした学びの場にもなっています。
それから、園内には武蔵野の面影を残す雑木林もあり、ちょっとした森林浴気分も味わえますよ。花を見て癒されたい人にも、自然の中でリフレッシュしたい人にもおすすめのスポットです。

基本情報
所在地
東京都調布市深大寺元町5-31-10
電車・バスでのアクセス
- 京王線「調布駅」から小田急バス →「神代植物公園前」下車すぐ
- JR中央線「吉祥寺駅」または「三鷹駅」から小田急バス →「神代植物公園前」下車すぐ
- 京王線「つつじヶ丘駅」から小田急バス →「神代植物公園」下車
駐車場
あり(有料)
開園時間
毎週月曜日(祝日の場合は翌日が休園)
年末年始(12月29日~1月1日)
入園料
- 一般・大人:500円
- 65歳以上:250円
- 中学生:200円
- 小学生以下:無料
- 年間パスポートもあり(詳細は公式サイトをご確認ください)
各種電子マネーでの支払いもできましたよ。

交通アクセス
電車・バスでのアクセス
- 京王線「調布駅」から小田急バス →「神代植物公園前」下車すぐ
- JR中央線「吉祥寺駅」または「三鷹駅」から小田急バス →「神代植物公園前」下車すぐ
- 京王線「つつじヶ丘駅」から小田急バス →「神代植物公園」下車
駐車場
あり(有料)
※混雑時は満車になる場合がありますので、公共交通機関の利用がおすすめです。
神代植物公園の見どころ
神代植物公園には、四季折々の植物を楽しめるテーマ別のエリアが数多くあります。実際に歩いてみて感動したおすすめの見どころをご紹介します。
さくら園「さくらまつり」
私が訪れたのは、ちょうど「さくらまつり」開催中の春の週末。園内は桜の香りとともに、多くの来園者でにぎわっていました。

さくら園内に一歩足を踏み入れると、視界いっぱいに広がる満開の桜に感動です。
見上げると、ピンクや白の花々が空を覆い、思わず立ち止まって見入ってしまいました。

神代植物公園のサクラ園には、約60品種・750本もの桜が植えられていて、早咲きから遅咲きまでさまざまな桜を楽しめるのが魅力です。私が訪れた日も、ソメイヨシノやヤエザクラがちょうど見頃を迎え、白や淡いピンク、濃い紅色など、色とりどりの花がまるで花のグラデーションのように咲き誇っていました。

満開の桜の下で写真を撮る人々の清々しい表情も印象的で、桜には人を幸せにする力があるのだなとつくづく感じました。

会場では、桜にちなんだイベントやガイドツアーも行われており、子ども連れから年配の方まで、幅広い世代が楽しんでいる様子でした。

花びらがひらひらと舞い落ちる様子も幻想的で、心が自然と穏やかになるのを感じました。

広々とした芝生広場では、お弁当を広げてのんびり過ごす家族連れの姿も多く、ほのぼの、のんびりとした時間が流れていました。

大温室
さくら園のにぎわいから少し離れ、園内にある大温室にも立ち寄りました。この大温室は、1984年に完成し、2016年にリニューアルした施設で、熱帯・亜熱帯の植物が約650種類も展示されています。
圧巻の大温室も必見です!熱帯の花々に包まれる異世界を体験してみて下さい。

中に一歩足を踏み入れると、そこは南国です。湿度の高い空気とともに、熱帯花木たちが生い茂り、空気が一変します。

熱帯花木室、ラン室、ベゴニア室、熱帯スイレン室、小笠原植物室、乾燥地植物室などがあり、珍しい熱帯・亜熱帯植物を観賞できます。
中でも印象的だったのが、ラン室の華やかさ。繊細で上品なランの花が、まるで宝石のように並び、ひとつひとつに見入ってしまいます。さらに、ベゴニア室では大小さまざまなベゴニアが咲き誇り、緑と花のコントラストがとても美しく、写真映えも抜群です。


スイレンが静かに浮かぶ池もあり、ただの観賞温室にとどまらず、自然環境そのものが再現された空間として非常に完成度が高い印象でした。
そしてこのエリアの中央には、世界最大級の花を咲かせるショクダイオオコンニャクが栽培されています。開花時には高さ3m、直径1m以上にもなり「世界で一番大きな花」と言われています。強烈な腐臭を放つことでも有名です。


「乾燥地植物室」では多肉植物など、乾いた土地でたくましく生き抜く植物たちが並んでいます。

温室内の中央に部にはにベンチが設けられている休憩所があります。歩き疲れた体を休めながら、のんびり植物観賞できるのもうれしいポイントですね。窓から差し込む柔らかな光と、緑に囲まれた空間が心地よいです。
植物たちの生きる環境をリアルに体感できる場所です。桜の華やかさとはまた違う、落ち着いた癒しの時間が過ごせる大温室。神代植物公園に来たら、ぜひ立ち寄ってほしいスポットです。
自然と触れ合い、心がほどける場所
満開の桜に包まれた「さくらまつり」の神代植物公園は、まさに春の贅沢なひとときでした。
園内は見どころが多が、広々とした園内は一日いても飽きません。自然を感じてゆったりと散策することができましたよ。
「さくらまつり」期間中の神代植物公園は、まさに春を五感で味わえる特別な場所です。多彩な品種の桜を楽しめるだけでなく、自然の中でのびのびと過ごす時間は、日常の忙しさを忘れさせてくれる癒しのひとときです。
季節に関係なく楽しめる大温室もまた、見逃せない癒しのスポットです。それぞれの環境でたくましく、美しく生きている植物の姿を見ることができました。神代植物公園ならではの魅力かもしれません。
四季折々に表情を変える神代植物公園、何度でも訪れたくなる素敵な場所です。自然の中でリフレッシュしたい方、季節の花々に癒されたい方にはおススメのスポットです。
年間パスポートが販売されているので、一年を通して少しずつゆっくりと園内を散策してみるのも良さそうですね。


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