「生田緑地」に行ってきた!ー家族で楽しめる緑の楽園ー

ふらっと自然散策

こんにちは。ぶ~ちゃんです。

暑い日は家で過ごしがちなってしまった今年の夏。
外に出たい気分を抑えきれず、気温も多少穏やかで、人も少ないであろう午前の早い時間帯を狙って「生田緑地」に足を運びました。※前回の「江戸東京たてもの園」と同じ動機です。

「生田緑地」は、首都圏を代表する自然豊かなエリアで、四季を通して自然を楽しむことができます。園内には様々な施設があり、大人も子供も楽しめる見どころいっぱいの「生田緑地」を紹介したいと思います。

生田緑地とは

生田緑地は、首都圏を代表する緑豊かな自然環境を有している、川崎市内最大の都市公園です。

雑木林や農地など、自然がいっぱいの多摩の里山環境を満喫できます。
桜の鑑賞スポットや秋の紅葉コースなどもあり、四季を通して自然を楽しむことができると共に、「岡本太郎美術館」「藤子・F・不二雄ミュージアム」、「日本民家園」、「かわさき宙(そら)と緑の科学館」など様々な施設が融合した、大人も子供も楽しめる総合施設です。

生田緑地散策!

生田緑地への訪問について時系列で報告したいと思います。
実際に歩いて散策してみると、はとても広大な緑地であることを実感しました。

枡形山広場と展望台

私たちが生田緑地に訪れた主目的は「川崎市立日本民家園」なのですが、開館時間15分前に辿りついてしまったため、先ずは「枡形広場」に行ってみることにしました。
生田緑地東口入口付近に「枡形山入口」があります。
ここからの展望台までは、階段続きで大汗をかいてしまいました。
中央広場からも展望台に辿り着けます。
こちらは多少勾配が緩やかになりますが、長い坂道が続きます。

坂を登り切ったところに枡形門が現れます。
標高84mの枡形山は、鎌倉時代の源頼朝の侍大将であった稲毛三郎重成が城を構えたと伝えられています。
写真右奥に見える高い建物は展望台です。

広場には子供が楽しめる遊具が設置されています。広場内にはトイレや自動販売機も設置されています。
春にはサクラが咲き、お花見客もたくさん訪れるそうです。

展望台にはエレベータが備えられています。
展望台からは、東京都心360度のパノラマが楽しめます。
東京タワーや東京スカイツリーを眺めることができました。

■ 展望台開放時間 9:00~17:00

日本民家園

枡形山を下山する頃には「日本古民家園」も開館していました。

江戸時代の東日本の代表的な古民家を移築した野外博物館で、国指定重要文化財や県指定重要文化財を含む25件の文化財建造物を展示しています。

本館展示室では、民家や民家の暮らしに関する基礎知識を学ぶことができます。

園内では民家や生活用具を展示して、むかしの民家生活を紹介しています。また、民家や民具に関する講座や企画展示、民俗芸能公演、お茶会なども年間を通じて実施されています。

鈴木家住宅

入って間もなくの馬宿「鈴木家住宅」では、ボランティアの方が囲炉裏に火をくべている最中でした。
これは単なるデモンストレーションではなく、古民家のコンディションを整えるうえでも非常に大切で、煙は藁葺き屋根の防虫、防腐、雨漏りを防ぐ効果もあるということをお伺いしました。
昔は日常生活を営む中で、建物のケアまでできていたんですね。

水車小屋

もともとは長野県の郊外にあった水車小屋だそうです。
歯車が稼動している状態で見る水車小屋は初めてかもしれません。貴重ですね。

山下家

ついつい大きな建物なので目が行ってしまう合掌造り。
2階3階部分は居住空間ではなく、養蚕のための換気と採光が行われていたようです。
「山下家」は「そば処 白川郷」として食事をすることができます。
私たちもお昼ご飯はここで頂きました。後の「歩き旅グルメ」で記載しています。

北村家

建立年月が1687年とかなり古い。
手に入れやすく、加工しやすかった竹を随所に使用している。竹は当時の民家にとっては重宝な建築材料であったようです。

こちらの北村家ではかまどに火をくべていました。
囲炉裏の煙同様、家屋のコンディションを整えるためにも必要な行為だったようですね。

船越の舞台

三重県志摩の船越神社境内に建てられていた歌舞伎舞台です。漁村の舞台は珍しいそうです。
「民家園まつり」の日には内部公開などもされるようです。
実際に、歌舞伎や人形浄瑠璃等が公演されることもあるようです。

建物の裏手から舞台下の奈落に入ることができました。

その他

園内の一部の建物を紹介しましたが、その他の建物含め、どれも保存状態が良いたてものばかりで、ノスタルジックな雰囲気にどっぷりと浸ることができました。
アップダウンも多いので、足腰も鍛えられそうです。

開館時間

9:30〜17:00(11月〜2月16:30まで)
入園は閉園30分前まで

休園日

月曜(祝日の場合翌火曜)
祝日の翌日(土・日曜の場合は開園)
年末年始、臨時休園有

入場料

一般:550円
高大:330円、
65歳以上:330円(川崎市在住の方無料・要証明書)
中学生以下:無料(要証明書)

岡本太郎美術館

民家園の西門を出て、長い階段を降りていきます。

階段を下り切ると、岡本太郎美術館に続く登り階段下に出ます。

ブーちゃん
ブーちゃん

岡本太郎美術館
川崎市は岡本太郎の出生地で、生田緑地内に1999年10月に川崎市岡本太郎美術館がオープンしたブ。生田緑地内には「日本民家園、かわさき宙(そら)と緑の科学館、伝統工芸館」といった施設もあったブ。それで岡本太郎美術館は「自然と融合した美術館」をテーマにした、市民がくつろげる場所として自然を活かしたデザインを施したブ。ここでは美術の枠を越えた岡本太郎の精神と活動が紹介されているんだブ。

岡本太郎美術館のシンボルタワー「母の塔」です。

・大地に深く根ざした巨木のたくましさ
・ゆたかでふくよかな母のやさしさ
・天空に向かって燃えさかる永遠の生命

をイメージして製作されたということです。
しっかりと伝わってきます。

開館時間

9:30〜17:00
入館は16:30まで

休園日

月曜日(祝日の場合翌火曜)
祝日の翌日(土・日の場合は開園)
年末年始、展示替えのための臨時休館有

入場料

入場料 展覧会ごとに異なります。
中学生以下無料。

メタセコイアの林

岡本太郎美術館から中央広場方向に進んで行く途中にある、スラっと真っすぐに直立するメタセコイアの木。
少し暑い日でしたが、涼しさを感じさせてくれる空間でした。

中央広場

メタセコイアの林を抜けると、緑の芝生で覆われた中央広場が現れます。
ボールや噴水で遊んでいる子供がのびのび遊んでいましたよ。

公園の周辺の、所々にベンチとテーブルなども設置されていました。
広場の近くには「客車」や蒸気機関車「D51」も展示されていました。

かわさき宙(そら)と緑の科学館

中央広場の東側に「かわさき宙と緑の科学館」があります。


自然と科学に関する博物館です。
施設内のプラネタリウムでは世界最高水準の星空を体験でき、解説員による生解説があります。
科学実験教室やワークショップも開催され、自然や科学の面白さを学べます。

館内には川崎の自然に関する展示もあります。
プラネタリウム以外の施設は無料で利用でき、双眼鏡の貸し出しも行っているそうです。


自然の中で学び、観察会や星を見る夕べなど各種イベントもあり、自然と科学を親子で楽しめる、アトラクションがいっぱいの科学館です。

私たちも外が少し暑かったので、館内で少し休憩をさせてもらおうと思って入館したのですが、1階にある展示にすっかり夢中になってしまい、結局休憩どころではなくなってしまいました。

大人も子供も夢中になれる施設であることは体感しました。
是非、生田緑地を訪れた際には足を運んでみてはいかがでしょうか。

開館時間

9:30〜17:00

休園日

月曜日(祝日の場合翌火曜)
祝日の翌日(土・日の場合は開園)
年末年始

入場料

プラネタリウム観覧料:
一般400円
高大200円
65歳以上200円(川崎市在住の方無料・要証明書)
中学生以下無料(要証明書)

歩き旅グルメ「そば処 白川郷」

今回、昼食で利用させていただいたお店が、散策途中でも紹介しました「山下家住宅」の「そば処 白川郷」です。展示の建物内で食事ができてしまうとは、とても贅沢な昼食でした。

そば処 白川郷

肉そば、山菜そば等、各種そばの他、ビール、もつ煮、アイスクリーム等がありました。

食事の注文は、テーブルに着く前に、先に食券を購入するシステムでした。
園内に入らなくても、臨時口からそば屋のみの利用もできるようです。

ここのおそばは、山梨県忍野村の湧水を使用して製麺しているそうです。

この日は外が暑かったので、「冷やし民家園そば」を頂きました。

蕎麦は喉越しが良く、弾力があります。出汁も良くきいていて、山菜、とろろ、揚げ玉を絡めて食べるとまた違った美味しさが楽しめます。
暑い時期にぴったりのさっぱりとした味わいでした。

また、雰囲気のある古民家で食べるお蕎麦は格別でした。

次回、西ゾーン、センターゾーンを紹介します。お楽しみに。

「生田緑地」への交通アクセス

私たちは「JR南武線 登戸駅」から向かいました。
JR南武線 登戸駅より徒歩だと約25分のところに「生田緑地」があります。
向ヶ丘遊園駅方面に向かう道を、道なりにまっすぐ進んで行きます。
所々に案内もあるので、迷わず辿り着くことができます。

  • 電車
    小田急線「向ヶ丘遊園駅」下車 南口から徒歩約13分
    小田急線/JR南武線「登戸駅」下車 生田緑地口から徒歩約25分
  • 車・バイク
    有料駐車場 東口駐車場:140台 西口駐車場:52台
    【普通】1時間まで300円、以降30分毎に150円、2時間超は30分毎に50円
  • 地図

まとめ

今回は川崎市多摩区にある「生田緑地」についてご紹介しました。
生田緑地は、自然、文化、芸術、科学が調和した特別な場所で、広大な敷地にはさまざまな楽しみ方が用意されていました。

自然の美しさに触れる

四季折々の美しい風景が楽しめる場所です。
特に春には桜、秋には紅葉を楽しむことができそうです。
今回は夏でしたが、青々とした葉を茂らせた木々の美しさ。自然の息吹を感じることができました。

文化と歴史を堪能する

日本民家園は25棟もの伝統的な建造物が並ぶ場所で、日本の歴史と文化を垣間見ることができます。
ここでは時間を忘れて散策でき、昔の日本の生活様式に触れることができます。歴史や文化に興味を持つ方にはたまらないスポットです。

芸術と創造性を感じる

岡本太郎美術館では、巨大芸術品「母の塔」がシンボルとして迎えてくれます。岡本太郎の芸術世界に触れることができます。美術館内ではさまざまな展示も行われており、アート愛好家や感性を磨きたい方たちには適した場所と言えます。

科学の楽しさを体験する

かわさき宙と緑の科学館では、科学の面白さを体験できます。子供から大人まで、科学の不思議に触れながら学び、楽しむことができる場所です。特に家族連れにおすすめです。

生田緑地は四季折々の美しさ、歴史と文化、芸術、科学の楽しみが一つの場所で味わえます。
是非一度足を運んでみて、その魅力に触れてみてください。

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