こんにちは。ぶ~ちゃんです。
「信玄公祭り2023」に参加してきました。
武者や騎馬が市街を練り歩く「甲州軍団出陣」の迫力ある様子、そして武田信玄役の冨永愛さん、山本勘助役の白須慶子さんの堂々たる立ち居振る舞いについて紹介します。
「世界一の武者行列」としてギネス世界記録に認定されているお祭りは圧巻でしたよ。
信玄公祭り
「信玄公祭り」は、地元の豊かな歴史と文化を祝う年間行事で、毎年、参加者や観光客でにぎわいを見せます。
信玄公祭りとは
戦国時代の名将・武田信玄の遺徳を称えるイベントとして、甲府市で毎年開催されています。
祭りのメインイベントは、武田二十四将を模した時代行列である「甲州軍団出陣」です。約400年前、武田信玄率いる甲州軍団が川中島の合戦に出陣した際の勇姿が再現されます。
この祭りでは、県内各地から軍勢が舞鶴城公園に集結し、1,000人以上の参加者が戦国武者姿で集結する県内最大級のお祭りとなっています。「世界一の武者行列」としてギネス世界記録に認定されています。
総勢1,000人以上の武者が鎧兜で身を固め、「風」「林」「火」「山」の隊に分かれます。「風林火山」の旗や馬標をなびかせながら練り歩く様子は圧巻です。
信玄公祭りの歴史
「信玄公祭り」は1970年に始まり、毎年4月12日以前の金曜日から日曜日にかけて開催されていました。
起源は1947年の桜祭りにさかのぼります。武田神社の例大祭で、地元住民が甲冑を身につけ、騎馬行列を披露したことが始まりとされています。その後、1966年に「甲府信玄祭り」としてスタートし、4年後の1970年に現在の「信玄公祭り」という名称に変更されました。
2022年は、新型コロナウイルスの影響で開催が延期される事態となりましたが、3年ぶりに祭りが復活し、記念すべき第50回の開催を迎えることができました。
信玄公役、山本勘助役
1988年にはNHK大河ドラマ「武田信玄」により、武田信玄への注目が高まったことを機に、1995年からは信玄公役に俳優を起用するなど、現在の豪華で華やかなお祭りへと変遷を経てきました。
「甲州軍団出陣」の大将として武田信玄役、そして信玄公の軍師として知られる山本勘助役は、例年著名人が演じます。
2023年の武田信玄役は「富永愛さん」、山本勘助役は「白須慶子さん」。
今回、武田信玄、山本勘助共に初めて女性が務めることになりました。
信玄公祭りへ出発!!
韮崎までの歩き旅を切り上げて、甲府に戻ってきました。
甲府駅内のコインロッカーはほぼ全て使用されていましたが、タイミング良く大きめのロッカーが空いたので、かさばる装備をロッカーに詰め込んで身軽になりました。
身体の軽さに、結構重いもの背負っていたことを実感しました。
タイミング良く、たまたまロッカーが空きましたが、お祭り当日はコインロッカーは使用できないと考えておいた方が良いかもしれません。
準備を済ませる頃には既に16:00。辺りは陽も落ちかけた夕方です。
甲府駅北口から、陸橋を渡り甲府城方面に向かいます。
甲府城
お城沿いを歩いて、お祭りのメイン会場に向かう人たちの姿が見えます。
10/28(土)のこの時間「舞鶴城通り」は歩行者天国となります。
同じく甲府駅南口か延びる「平和通り」(相生歩道橋までの区間)も歩行者天国になります。
舞鶴城公園南広場
県庁を過ぎた、スクランブル交差点の一角にある広場です。
屋台、キッチンカーなどが並んで、たくさんの人が集まっていました。
賑わい城下町
そのまま先に進むと、甲府城の「遊亀橋」からまっすぐ続く「賑わい城下町」です。
30件程の屋台が建ち並んでいます。こちらも大勢の人出賑わっていました。
平和通り 観覧ゾーン
17:00
お祭りの雰囲気や軽食を楽しんだ後「甲州軍団」を見に平和通りへと足を運びます。
道の両側には既に多くの観覧者が詰めかけていました。
後列に並んで「甲州軍団」が来るのを首を長くして待ちます。
最前列で観覧したい方はもっと早くに場所取りが必要ですね。
有料観覧席が事前販売されているようなので、そちらを活用すればもみくちゃにされることもないでしょう。
「甲州軍団」登場!
17:30
我々の前に最初の甲州軍団(風の軍団①)が現れます。
鎧兜で身を固めた武者達が悠々と練り歩きます。大将は馬に乗って登場します。
この後約30隊の進軍が、1時間半もの間続きます。本格的ですね。
各隊は各参加団体(山梨県にある企業や、関係自治体)で構成されます。
かなりの大軍ですね。ギネス登録もうなずけます。
各隊とも特色があって見ていて飽きません。
ガイドブックに甲州軍団出陣スケジュールの記載がありますが、予定としては最初の軍団が登場してから、最後の本陣が通過し終わるまで約1時間半あります。大将信玄公「富永愛さん」を見るためには最後の「本陣出陣」まで待つしかありません。
前列にいた観覧者が時間と共に徐々に脱落していき、最終的には2列目まで前進することができました。
長時間の立ち見(しかも私たちは歩き旅の後)は少し堪えますが頑張るしかないですね。(シート・イスの設置は禁止されています。)
山本勘助役「白須慶子さん」登場!
軍団も終盤を迎えたところに、山本勘助役「白須慶子さん」登場です。
都留市出身の、山梨県をこよなく愛している女優さんです。堂々と山本勘助役をこなしておりました。
これから更なる活躍を応援しています!!
武田信玄公「富永愛さん」登場!
そして最後に本陣の登場です。
ここまで約1時間半、待ちわびていた本陣大将の登場の瞬間が迫り胸が高鳴ります。
そしていよいよ武田信玄公「富永愛さん」の登場です。
武田信玄の荒々しいイメージを凌駕する、堂々たる立ち居振る舞い!
さすが世界をまたにかけて活躍されてきたスーパーモデル。
全ての観客を魅了して、颯爽と立ち去っていきました。
妻が生で一度見てみたいと言っていた理由も、この一瞬で理解できたような気がします。
一流と呼ばれる人のオーラを感じられただけでも、長い時間待っていた甲斐がありました。
富永愛様のオーラを受けて、幸せそうに駅に向かう人々の後ろ姿です。
いつのまにやらたくさんの人が来場されていたんですね。
もちろん帰りの甲府駅は大混雑。切符売り場、みどりの窓口だけでなく各食料品店には長蛇の列が。
帰りに食料を買って帰る予定でいる方は、お早目の購入を!!
信玄公祭り まとめ
「信玄公祭り」はでは、毎回たくさんのイベントが開催されています。
2023年のお祭りの3日間の来場者数は、過去最高の約23万5,000人だったようです。
これは昨年(2022年)の17万8,000人を大幅に上回る記録となりました。
旅の途中で偶然知ったお祭りに飛び入り参加できたことも楽しい思い出になりました。
「信玄公祭り」については開催費の負担に関する諸問題もあるようですが、山梨最大級のお祭り、是非続けていって欲しいです。
皆さんもギネス世界記録に認定されている「信玄公祭り」に足を運んで、その迫力を感じてみてはいかがでしょうか。
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