世界遺産「日光の社寺」に行ってきた!-世界遺産登録の理由とその魅力を探る-

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こんにちは。ぶ~ちゃんです。

「日光を見ずして結構と言うなかれ」
昔からそう言われるほど、日光には見どころがたくさんあります。その中でも世界遺産「日光の社寺」は、日本の歴史・文化・自然がぎゅっと詰まった特別な場所です。豪華絢爛な日光東照宮、神秘的な二荒山神社、格式ある輪王寺。さらに、朱塗りの美しい神橋や、圧巻の杉並木、霊峰・日光連山が生み出す絶景など、見どころ満載です。

歴史を感じながら豪華な建築美を楽しんで、自然の中で心を癒す。そんな贅沢な旅ができるのが日光社寺巡りの魅力です。この記事では、実際に訪れてみた感想、おすすめポイントや楽しみ方をご紹介したいと思います。神秘と歴史が息づく「日光の社寺」。是非足を運んでみて下さいね。

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世界遺産「日光の社寺」

日光の社寺は、1999年にユネスコの世界遺産に登録されました。モロッコで開かれた第23回世界遺産委員会で正式に認められたんです。
日本では「日光山内」や「二社一寺」とも呼ばれ、日光東照宮・日光二荒山神社・日光山輪王寺の3つを指します。これらの社寺と、それを囲む遺跡や建造物群が世界遺産の範囲になっています。

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「日光の社寺」が世界遺産に登録された理由とは?

その魅力は、豪華絢爛な建築美や深い歴史的意義、そして自然との調和にあります。日光の社寺が世界遺産に選ばれた理由について簡単にご紹介します。

1. 豪華絢爛な建築と装飾

日光東照宮は、徳川家康を祀るために建てられた神社で、豪華な装飾や彫刻がとにかく圧巻です。中でも有名なのが「陽明門」の美しさです。さらに、「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿や、名工・左甚五郎作とされる「眠り猫」など、細部までこだわった彫刻があちこちに施されています。こうした建築美や装飾は、日本だけでなく、世界中の人々を今もなお魅了し続けています。

2. 歴史的・宗教的な価値

日光の社寺は、徳川家康公を神格化した東照大権現を祀る「日光東照宮」、日光山の守護神を祀る「二荒山神社」、そして天台宗の中心となる「輪王寺」の三つで構成されています。これらの社寺は、江戸時代の平和と安定の象徴であり、徳川幕府の威光を示す重要な拠点でもありました。さらに、山岳信仰や修験道の聖地としても栄え、神仏習合の歴史が色濃く残っているのも特徴です。こうした宗教的な意義の深さが、世界遺産に登録された大きな理由の一つになっています。

3. 自然と調和した神聖な空間

日光の社寺は、豊かな自然に囲まれた神秘的な空間です。日光杉並木や清らかな渓流、そして雄大な日光連山を背景にした景色は非常に美しいです。また、朱色が映える「神橋」などの歴史的建造物が自然と見事に調和し、静けさと癒しを感じさせてくれます。こうした自然と一体となった美しい景観も、日光の社寺が世界遺産として評価される大きな理由の一つなんです。

このように、日光の社寺は、卓越した建築技術や深い歴史的・宗教的価値、そして自然との調和が評価されて、世界遺産に登録されています。実際に訪れると、日本の伝統美や歴史を存分に感じることができますよ。まさに「日光を見ずして結構と言うなかれ」と称されるにふさわしい特別な場所です。

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「日光の社寺」の歴史

日光の二社一寺は、なんと1250年もの歴史を誇ります。始まりは8世紀、下野国出身の僧・勝道上人が日光山を開いたことから。男体山を中心に修験者たちが集まり、山岳信仰の聖地として発展していきました。特に室町時代には日光修験が最盛期を迎え、山麓や中禅寺湖周辺には早くから社寺が建てられていたんです。

ところが、戦国時代になると日光は荒廃してしまいます。しかし、江戸時代に入ると状況は一変、初代将軍・徳川家康(1543〜1616年)の霊廟として東照社(後の東照宮)が造営されました。家康は「東照大権現」として神格化され、1634年には「寛永の大造替」と呼ばれる大規模な改修が行われ、現在の豪華絢爛な権現造りの東照宮が完成します。さらに、1653年には3代将軍・家光の霊廟「大猷院」も造営され、日光は幕府の重要な聖地として発展していきました。

「日光の社寺」の構成資産

繰り返しになりますが、日光の社寺は、「二社一寺」と呼ばれる日光東照宮、日光二荒山神社、日光山輪王寺の3つを中心に、周囲の歴史的建造物や豊かな自然環境まで含まれています。
特にすごいのが、国宝9棟・重要文化財94棟を含む、合計103棟もの歴史的建造物が残っていることです。これほど多くの貴重な文化財が一つの神社に集まっているのは非常に珍しいです。

日光東照宮

日本を代表する世界遺産「日光の社寺」の中でも、やっぱり一番有名なのは「日光東照宮」ですよね。ここは徳川家康公を神として祀る神社で、現在の社殿群のほとんどは1636年(寛永13年)に3代将軍・家光が「寛永の大造替」で大改修したものなんです。

なかでも「陽明門」は、細部まで作り込まれた装飾と華やかな彫刻が見事で、「一日眺めても飽きない」と言われるほどの美しさ。また、「見ざる・聞かざる・言わざる」の三猿や、平和の象徴とされる眠り猫の彫刻も見どころの一つです。

境内をさらに進むと、杉並木に囲まれた奥社宝塔があり、ここに徳川家康公が眠っています。静寂に包まれた荘厳な雰囲気は、まさに別世界。時間があれば、ぜひここまで足を運んでみてください。

日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)

二荒山神社は、8世紀に創建され、日光山信仰の中心として崇められてきた神社です。ご神体として男体山(二荒山)を祀り、古くから多くの人々に信仰されてきました。修験道の修行の場としても知られ、17世紀には東照宮の造営にあわせて現在の場所に本社が再建されました。「日光」という地名の由来に関わる説もあるなど、歴史的にも重要な神社です。

境内には、良縁をもたらすとされる建造物や御神木が点在し、縁結びの神社としても人気があります。世界遺産に登録されているのは本社周辺だけですが、男体山山頂の奥宮や麓にある中宮祠、さらにはいろは坂や華厳滝までが御神域となっており、その広さは伊勢神宮に次ぐ規模を誇ります。

また、日光山内の入り口に架かる「神橋」は、二荒山神社が所有する美しい木造朱塗りの橋で、世界遺産「日光の社寺」の象徴的な存在です。参拝者を迎えるこの橋は、歴史と信仰の舞台へと続く玄関口として、多くの人の目を引いています。

日光山輪王寺

日光山輪王寺は、お堂や塔、15の支院全体を指す名前です。その起源は1200年以上前の奈良時代にさかのぼり、日光山を開いた勝道上人によって開創されたと言われています。元々は「四本龍寺」という名前で、現在の輪王寺の基礎が作られた場所でもあります。17世紀に入ると、徳川家康の側近であり、天台宗の高僧・天海が住職に就任し、彼の霊廟である慈眼堂や、三代将軍家光を祀る大猷院が建てられました。

輪王寺の本堂「三仏堂」は東日本最大の木造建築で、ここには千手観音、阿弥陀如来、馬頭観音の3つの巨大な仏像が安置されています。敷地内には本堂を含めて17棟もの重要文化財が点在しており、見どころ満載です。宝物殿には日光山の歴史を物語る貴重な資料が収められていて、常に50点ほどが展示されています。また、江戸時代初期に作庭された「逍遥園」もあり、紅葉の名所として知られています。
家光の霊廟である「大猷院」は、黒と金を基調にした落ち着いた装飾が特徴的で、豪華な東照宮とは一線を画しています。輪王寺は、仏教の深い歴史と静かな厳かな雰囲気が漂っていて、その荘厳さに包まれた場所となっています。

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世界遺産「日光の社寺」まとめ

世界遺産「日光の社寺」についてざっと概要をご紹介しました。
歴史的・文化的価値が非常に高い場所で、訪れるたびにその壮大さに圧倒されます。日光山を中心に広がるこれらの社寺は、仏教や神道の融合を象徴する建築群であり、どこを訪れても圧巻の景色と歴史を感じることができます。

日光の社寺にある建造物は、どれも国宝や重要文化財に指定されており、建築技術や芸術作品としても非常に貴重です。色彩豊かな彫刻や精緻な細工が施された建造物は、ただ美しいだけでなく、信仰の深さや当時の人々の思いが込められています。

実際に現地を歩いてみると、そのスケールの大きさに圧倒されること間違いなしです。広大な敷地に広がる社寺群は、時間を忘れて楽しむことができ、まさに小旅行にぴったりの場所です。
都内からの日帰り旅行にも適しており、日光の社寺を訪れることで、日々の喧騒を忘れて、心を落ち着けるひとときを過ごせるでしょう。

「日光の社寺」は、まさにパワースポットとも言える場所で、その豪華さや煌びやかさが心に残ります。ぜひ一度、実際に足を運んで、日光の魅力を存分に味わってみてください。

この旅の詳細については、それぞれ別の記事でじっくり紹介していきます。歩いたルートの風景や歴史的な見どころなどを詳しくお伝えするので、そちらもお楽しみに!

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基本情報

それぞれの営業時間と拝観料は以下の通り。
この他にもセット券の販売などもあるので、最新情報は各ホームページでご確認下さい。

「日光東照宮」については、拝観券を購入するための行列ができます。「KKday」という予約サイトでのみ限定販売のオンラインチケットが購入できます。事前予約をしておけば行列に並ばずにスムーズに発券、入場することができますよ。

営業時間拝観料
日光東照宮4月~10月: 9:00~17:00
11月~3月: 9:00~16:00
※各期間とも受付は閉門30分前に終了
本社エリア:1600円
宝物館:1000円
五重塔内部:300円
日光山輪王寺4月~10月: 8:00~17:00
11月~3月: 8:00~16:00
※各期間とも受付は閉門30分前に終了
三仏堂:400円
大猷院:550円
逍遥園・宝物殿:300円
日光二荒山神社4月~10月: 8:00~17:00
11月~3月: 9:00~16:00
※各期間とも受付は閉門30分前に終了
神苑:300円

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