こんにちは。ぶ~ちゃんです。
日光街道歩き旅3日目1回目です。
前回「草加松原」を抜けて、「越谷宿」手前まで歩きました。
今回は「越谷宿」に入り、宿場内を散策します。
日光街道の「越谷宿」は、歴史と現代が融合した魅力的なエリアです。江戸時代から続く歴史的建造物が点在しており宿場町の風情を感じることができます。
このエリア近くには日本最大級のショッピングモール「イオンレイクタウン」もあり、ファッション、グルメ、エンターテインメントが充実しており、一日中楽しむことができます。
歴史、自然、ショッピングと、多彩な魅力が詰まった「越谷宿エリア」を、ぜひ散策してその魅力を体験してみてください。古き良き時代の風情を感じながら、現代の便利さと楽しさを同時に味わえる貴重な場所ですよ。
日光街道の旅 3日目-1
越谷宿への道中
8:45
前回旅を終えた「新越谷」「南越谷」駅からスタートです。
この日も晴天。気温も30℃まで上がる予報です。
少しでも涼しい時間で進んでしまおうということで、少しだけ早めにスタートしました。
前回切り上げた地点に出ます。
しばらく景色にあまり変化の無い道を歩いてきましたが、ここから先はどのような道が続いでいるのでしょうか。
武蔵野線のガードをくぐります。
前回同様、同じような街並みがしばらく続きます。
日光街道はしっかりと整備された道なので、真っすぐ平坦な道は迷うこともなく、安心して歩けるのですが、単調な道は何となく疲れやすいような気がします。
照蓮院
1.5km程歩いた右手に「照蓮院」があります。
路地を入っていったその先に立派な山門があります。
山門を抜けると、正面に本堂が現れます。
庭は手入れが行き届いていてとても綺麗です。
本堂脇に千徳丸供養塔の案内がありました。
由緒ある古刹なんですね。
照蓮院
ここには武田勝頼の息子、千徳丸の供養塔があるんだブ。甲斐武田家は織田信長の侵攻で滅びたブ。千徳丸は武田家臣の秋山長慶と共にこの地に落ち延びたんだブ。でも、千徳丸はまもなく病気で早世したブ。菩提を弔うために、長慶は照蓮院の住職となったんだブ。
照蓮院の脇にある、新道と旧道分岐点には「里程標」が立っています。
左の道が旧日光街道です。
日本橋から3番目の宿場町「越谷宿」
9:15
埼玉六宿の2つ目「越谷宿」に入っていきます。
宿場町の面影を残すような建物はまだ見当たりません。
草加宿は「埼玉六宿パンフレット」と想像していた風景にギャップがあったので「越谷宿」には期待してしまいます。
新町八幡神社
越谷駅に繋がる市役所前中央通りを横切ると、左手の道の奥に「八幡神社」があります。
行徳屋
しばらく同じような街並みが続きますが、右手に風情のある建物が現れます。
このあたりから、少しずつ古い家並みが残っていて宿場の面影を感じさせてくれます。
歩道が狭く、車の通りが多いので気を付けましょう。
横田診療所
その先左手に、ピンク色の西洋風の建物が目に入ります。
なんと現役の診療所として使用されているんですね。もともとは郵便局として使用されていたそうです。
和風建築ならずとも、とてもレトロで雰囲気を感じさせてくれる建築でした。
まち蔵
路地を覗くと「まち蔵」ののぼりが見えたので行ってみました。
「地域住民のまちづくり相談処」として、蔵を拠点とした街づくりを推進しているそうです。
カフェとしても使用されています。
歴史的な建造物、景観を残しながらの街づくり、素敵な取り組みですね。
有瀧家の黒塀・タブノキ
その次の路地には黒塀が連なります。「有瀧家黒塀」です。歴史を感じますね。
そしてこの道は、日光御成道の鳩ヶ谷宿へ繋がる「赤山街道」なっているんです。
黒塀沿いに進んで更に先の路地を曲がると「有瀧家のタブノキ」があります。
樹齢400年で、樹高17mある巨木で、越谷市の天然記念物に登録されていました。現在は、保護の目的の選定なのでしょうか、木の上部は切り落とされており、天然記念物指定からも除外されてしまったようです。
将来また大きく育って、天然記念物として返り咲いて欲しいですね。
浅間神社
黒塀沿いに歩き交差点に出ると、大樹が目に入ります。とそのたもとには「浅間神社」があります。
この大樹は、市内最大のケヤキで幹回り7メートル、樹高23メートルあり、樹齢600年と推定されています。
カメラで全体を収めるのが難しい大木です。
木下半助商店
10:00
駐車場の塀越しに、風情を感じる建物の頭が連なって見えます。
「木下半助商店」の側面で、主屋、米蔵、石蔵、土蔵の2階部分が見えています。
連なった建物の日光街道に面する側は「木下半助商店」の店舗正面になります。
越谷市で初めて国登録有形文化財となりました。
ここは「脇本陣四ツ目屋跡」でもあります。
塗師屋(小泉家住宅)
木下半助商店の向かいにあるのが「塗師屋(小泉家住宅)」です。
屋号を「塗師屋」とする呉服商でした。
鍛冶忠商店
「塗師屋」の2軒隣には「鍛冶忠商店」があります。
蔵造りの建物で、店舗として現在も使用されています。
ここにきて一気に風情ある建物が現れ始めます。車通りが多いのがたまにきずですけどね。
はかり屋
100m程進んだところに「はかり屋」があります。
古民家をリノベーションして再生した複合施設です。歴史をうまく繋いでいっていますね。
会田金物店
はかり屋の正面にある古民家は「会田金物店」です。
現役で営業していました。近藤勇も宿泊したという噂もある商店です。
蔵カフェ「糀屋」
蔵カフェ「糀屋」です。江戸時代に味噌の醸造や販売を始めた老舗の醸造元です。現在、この地域で最古の洋式建造物とされる蔵をリノベーションし再生。ここにも歴史を活かした街づくりがありました。
米長乾物店
「米長乾物店」です。建物は、築120年近い木造建築です。
こちらもまだ現役だそうで、最高級の鰹節も取り扱っているようです。素晴らしいですね。
越谷宿の北端まで進んだところで、日光街道の3日目1回目はここまでとします。
次回は、次なる宿場町「粕壁宿」までの道中で出会う魅力的な風景や見どころをご紹介します。お楽しみに!
コメント