こんにちは。ぶ~ちゃんです。
諏訪大社4社巡り3社目は「諏訪大社下社秋宮」です。
下社(秋宮・春宮)は諏訪湖を挟んだ北側に位置しており、上社(前宮・本宮)からは少し離れた場所にあります。
甲州街道のゴール地点(中山道の分岐)に位置していて、甲州街道歩き旅をしてきた私たちには、4社中で一番の思い入れのある神社です。
「諏訪大社下社秋宮」は上社とは、違った趣のある神社でしたよ。
諏訪大社 下社 秋宮
「諏訪大社下社秋宮」は神霊が秋季の後半に鎮座することから、「秋宮」と命名されたとされています。
中山道で唯一温泉が湧く下諏訪宿の中心地に位置しています。
周辺にはお土産屋さんや食事処も点在しており、4社中一番の賑わいのある神社です。
下諏訪駅からも徒歩10分とアクセスも良好です。
概要と歴史
国の重要文化財にも指定されている「幣拝殿」と「神楽殿」があります。
神楽殿には大注連縄が飾られ、その壮大さに圧倒されます。また、樹齢約八百年を誇る「寝入りの杉」や、青銅製で日本一の大きさを誇る狛犬など、その迫力ある姿は目を引きます。
また、温泉が湧き出る手水があります。温泉地ならではですね。
見どころ
千尋池
神社の境内入口のすぐ左側に池があります。
ここは御手洗川の清らかな水が流れ込む場所で、池の底が静岡県浜松市近郊の海に通じているという伝説より「千尋の池」という名前が生まれたとされています。かつて失われたとされる重要文化財「売神祝ノ印(めがみほうりのいん)」が見つかった場所としても知られています。神秘的ですね。
手水舎
千尋池の隣、鳥居の前に手水舎があります。
人はほとんどいませんでした。鳥居の外にあって気づきにくいのでしょうかね。
鳥居
参拝した日は鳥居周辺は整備工事を実施中であったため、鳥居から入ることができませんでした。
右手の駐車場・社務所側より回り込んで参道に入りました。
この道を通って、社務所側から参道に入ります。正面鳥居から続く石段の上に出ます。
御神湯
参道へ続く道の途中に「御神湯」があります。
流れ出ているのは温泉です。
「上社本宮」にも温泉の手水「明神湯」がありましたね。
こちらも寒い時期ではありましたが、なかなかの熱さでした。
根入りの杉
参道の中央にそびえ立つのは、石柵で囲まれた高さ約35メートル、樹齢約800年の雄大な大杉「根入りの杉」です。この大杉は大社の御神木の一つとして崇められています。
真夜中になると「枝を垂れて寝入りいびきをかく」と伝えられています。
小枝を煎じて子供に飲ませると、夜泣きしなくなるという言い伝えもあるようです。
神楽殿 & 狛犬
遠くからも目立っていたのが、国の重要文化財にもしてされているこの「神楽殿」です。
「大注連縄」がひと際目を引きます。
重さは約1トンとも言われており、御柱祭の際に掛け替えられています。
神楽殿に近づくにつれ、なんだか威圧感が高まってきます。
神楽殿の両脇にはデカイ狛犬がいます。この狛犬は170cmで、青銅製の狛犬としては日本一の大きさです。
日本最大の狛犬を従える大注連縄の神楽殿。重厚で迫力がありました。
幣拝殿
神楽殿の先にあるのは、重要文化財の「幣拝殿」「左右片拝殿」です。
幣拝殿の見事な彫刻は江戸中期の名匠によるものです。本宮同様、本殿はありません。
本宮では幣拝殿に近寄ることができませんでしたが、こちらは間近で見ることができます。
みごとな彫刻が随所に施されていて、重厚感のある造りです。
無事に「甲州街道歩き旅」の終わりを迎えられたことを報告しました。
御柱
幣拝殿の4角には「御柱」が建ち並んでいます。
奥側にある2本も遠目に確認することができます。
天覧の白松
日本全国でわずか30本余りしか確認されていないこの希少な白松。珍しい三葉の松で、昭和天皇がご覧になったので「天覧の白松」と呼ばれるようになったそうです。
下社秋宮 御宿場印
下社秋宮の御朱印は社務所で頂くことができます。
社務所は「御神湯」の近くにあります。
※お守り、神札、縁起物を扱う「授与所」では御朱印は扱っていませんでした。
「下社秋宮」にも目を引く建造物がたくさんありました。
今回立ち寄りませんでしたが「宝物殿」には、千尋池で見つかったとされる「売神祝之印(めがみのほうりのいん)」や「武田信玄の奉納した日本刀」など、貴重な品々が展示されているようです。
次回は4社巡りの最後「下社春宮」についてご紹介します。
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